昨日は、某環境インフラ事業を展開する会社さんと打ち合わせ。
NPOはプロジェクトベースでも良いので、うまく事業色を重ねる
とより大きく展開をすることを模索できますし、事業会社
は、より社会貢献的プロジェクトとの連携を深めることで
大きなインパクトを出すことができます。
特に、今の時代、事業に行き詰まりを見せる会社さんが、
検討項目として入れておくべきことは、「お金にはならない
けれど社会的な責任の大きな仕事」です。
これによって、情報発信力が大きくなりや新規シーズ&
ニーズの発掘はもちろん、重要な企業や組織、人脈は拡大
しやすいのが今の時代の特徴です。
また、上記のようなことにチャレンジできる
会社さんは、優秀な社員も集めやすいです。
昨日は、Teach For Japanに就職した24歳のキャリア合格者の
記事も注目されていました。
『6月、教育実習を機に活動を退いた時、ふと気づいた。「ボトムアップでも社会は変えられる。この世界の人たちとつながっている方が幸せそうだ」。省庁の面接には行かなかった。
NPOでは、ボランティアの派遣先を探して教育委員会などを回っている。熱心に説明しても、年配の担当職員から、からかい半分で断られることも多い。でも4月上旬、母校のキャンパスで開いたイベントは、若い学生で会場が満員になった。
「自分の選択に後悔はないですよ」。そうほほ笑んだ。』
引用元: NPO職員:霞が関より市民の力 キャリア合格の24歳- 毎日jp(毎日新聞).
そして、こちらはここ30年間のアメリカの1時間当たりの
ボランティアの経済価値です。1980年には7.46ドルであった
のが、2011年には21,79ドルへ上昇しました。
http://www.independentsector.org/volunteer_time
この数字の推移は、自身のスキルをより社会性の高い活動へ
と向ける動きが着実に増えていくことを意味しています。
もちろん、日本でも「プロボノ」 の動きとあわせ、この
ボランティアの経済価値は上昇傾向にありますね。
これからは、日本でもますます「好きなこと」「充実感を
感じること」「社会性の高いこと」への関心が高まっていく
社会となります。