おお〜、これは素晴らしい。Kickstarterにて、資金調達に成功した「AppSeed」は、スマホアプリのアイデアをスピーディーにカタチにし、共有するためのツールです。
・AppSeed – Turn sketches into functioning prototypes fast
まずは、アイデアをスケッチします。
その絵をスマホで撮影し、キャプチャ。
例えば、地図部分のところに、
マップイメージを挿入したり、
ストリートビューのイメージ挿入もできます。
また、直接文字も打ち込むことができます。すごい。
その他にも、ボタン挿入など、UI(ユーザーインターフェイス)のイメージ作りのための様々な機能があります。
スマホでざっくりとイメージを作ったら、そのデータをパソコンに転送。
そこからフォトショップなどで、更に細かいところをデザインしていきます。
アイデアと紙とデジタルの間を埋め、スピーディーなプロトタイプづくりをサポートしてくれる「AppSeed」。アプリ開発者やクリエイター、デザイナーにとっては必須ツールとなりそう。詳細動画はこちらから。
プロトタイプ作成ツールの発展に期待
なぜ、今回AppSeedをご紹介したかというと、「プロトタイプ作成ツール」の発展に注目と期待をしたいからです。
こちらはアプリでしたが、ものづくりにおけるプロトタイプ作成ツールがどんどん登場してくることを願ってやみません。
例えば、上の動画は発表間近に迫った、写真から瞬時に3Dデータが作り出せる「3-Sweep」。こちらはものづくりにおけるプロトタイプ作成をサポートしてくれるツールとなるのでしょう。
アイデアと紙などのアナログ、そしてデジタルまでをスピーディーにつなぐツールは、誰もがメイカーとなる社会「生産社会」へ移行するための重要な架け橋となります。
3Dプリンタが普及してきているとは言え、一般の人がアイデアをプロトタイプにしようと思えば、まだまだ億劫。「何をどうすればいいのか?」という情報の普及はもちろんですが、アイデアスケッチから3Dデータ作成までの壁はまだ存在します。
プロトタイプ作成ツール、これからも引き続き追っていきたい潮流です。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
※Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになりました。