おお〜、これは面白い。コンピューター上で曲線をデザインし、実物のワイヤーをその形通りに出力できる「DIWire」。
まずは、パソコンのソフトウェアで曲線を描きます。
そして、このようにDIWireにワイヤー・針金をセット。
パソコンとDIWireをつなげて出力開始。丸い部分が動き、デジタルデータで送った形通りに成形していきます。
例えば、こんなオシャレな時計を作れます。
壁からぶら下げるインテリアライトも、ワイヤーでデザイン。
テーブルライトもこんな感じでアレンジ!
机に置くちょっとしたインテリアなんかも。
意外と便利な「瓶の取手」なんかも自分で作れてしまいます。
いや〜、創造性が刺激されますね。
線だけなので、プロトタイプ作成という意味でも3Dプリンタよりスピーディーに形を手にすることができます。
また、かなり大きなものをDIWireだけでデザインできますし、ハンドメイド製品を作る人達にも様々インスピレーションを与えることでしょう。
まだ正式な価格は発表されていませんが、注目していきたいツール。更なる詳細は、こちらの動画からご確認ください。
DIWire Bender from PENSA! on Vimeo.
ワイヤークラフトの可能性
http://momonoshizuku.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-04c9.html
ワイヤークラフト界隈もこういったツールを使って、熱いメイカーがどんどん登場してきそうです。
写真立てのようなものも、ワイヤーに付ける装飾品などを更に工夫することで、ある程度の値段で販売していけるでしょう。
こちらのようなジュエリーボックスや、
http://gavivienne.exblog.jp/7944907/
アクセサリースタンドも、更に洗練させていけば、世界中にそこそこの値段で販売できそうな予感。
http://blog.goo.ne.jp/gura_hamu-paint/e/9c11e8eebe6259674df05319a89308ad
その他にもライトカバーも、ここまでデザインできればよい価格で販売していけることでしょう。
http://sakuranboclub.seesaa.net/category/6680677-2.html
現在、メイカーが訪れる21世紀型工房には、3Dプリンタ、レーザーカッター、CNCフライス盤、ペーパーカッターなどが主流の機材となっていますが、今回ご紹介したワイヤー成形出力ツールも、主力ツールとして認知されていく予感がします…。
いや〜、楽しみな時代ですね。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」