若干12歳の女性メイカー・シルビアさんが、クラウドファンディングで水彩画ロボットの資金調達に成功しましたが、ついにその製品の出荷が始まりました。その名も「WaterColorBot」
コンピューター上の絵描きソフトで描いたものを、そのまま筆ロボットが描いていきます。当然、全く同じ絵を量産することも可能。
WaterColorBotは、モーターや回路基盤を含めた組み立てキットとして提供されます。コンピューターソフトで絵を描くというだけでなく、ちょっとした機械、電子工作の教育としても使えそう。
目の前で動いているところを見たら、かなり目をひくだろうな〜と思う道具。新しいPRツールとしても使えそう(笑)デジタルファブリケーション時代、クラウドファンディングを利用した若きメイカー達の出現には、今後も注目です。
女性も普通にエンジニアになる時代
上の動画は、女の子にモノづくりやエンジニアリングの楽しみを伝えるために作られたブロック玩具「GoldieBlox」の動画。
確かにジーッと見たくなる、興味深い動画ですが、それにしても再生回数800万回とは驚異的。
これまでブロック玩具と言えば、LEGOのような男の子が遊ぶものであり、女の子用はありませんでした。それを問題視した女性エンジニア・Debbie Sterling氏が、このGoldieBloxを開発しました。
Kickstarterでも資金調達を成功させ、今やトイザラスなどの大手にも商品が並び、現在は注目を集める玩具メーカーへとあっという間に駆け上がりました。
男女問わず、年齢問わず、地域を問わず、自らの創造性を発揮することができるメイカーズ社会。
そのための土壌は、着々と整えられてきています。
【Social Design Newsから本が出ました】
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」