忘れたころにやってきた!(笑)
Kickstarterで人気を集めたシンプルウォレット2.0。要はシンプルで薄く、iPhoneと一体化させて持ち歩ける財布です。1万ドル(約100万円)の目標をあっという間に達成し、8万ドル(約800万円)を超える資金を集めたプロダクト。
それが年の瀬29日に無事到着。最初は「海外から?誰からだろう…。」と思っていたらシンプルウォレット2.0でした。
予定よりも1、2ヶ月遅れての到着です。クラウドファンディングなので、これくらいは当然。予想通りといえば予想通り。
このようにオレンジ色の薄い封筒に入っていました。
開いてみるとこんな感じ。厚手の紙に「Simple」の文字。それにシンプルウォレット2.0がささっています。
実物はこれ。iPhoneをこのシマシマのところに差し込んで財布と一緒に持ち歩けます。
反対側はカード入れ。結構しっかりと伸びるので、確かにカード8枚くらいは入れられそう。
実際にカードを入れるとこうなります。
千円札と小銭も入れてみました。おお〜、これはいい。小銭もしっかり挟まるので、スルスルと落ちてくることはありません。ここにiPhoneを挟んだら完璧に一体化しました。
多くの場合、これまでのような大きな財布を持ち歩くことなくこれで十分そう。1つ20ドル(約2,000円)で購入したシンプルウォレット2.0ですが、買って正解でした。ありがとうございます。
【参考】
・Kickstarterで大人気の「シンプルウォレット2.0」から製品の「再定義」について考える
日本の力を発揮できるメイカーズ時代
製品自体は良かったのですが、それでも思ったこと。「まだまだ改良の余地有り。」
作りとして粗いところは様々見受けられました。例えば、レザーの縫い方。糸をもう少しキレイに切ろうよ!と感じました(笑)
メイカーズ時代、アイデアやスピードにおいては欧米諸国に分がありますが、「品質面」においてはやはり日本。
実際にこれまでの日本は、欧米諸国の技術を改良・改善することで20世紀に「ものづくり大国日本」の看板を背負うようになりました。
情報革命の序章は、ソフトウェアの時代。YahooにMicrosoft、GoogleにFacebook。日本発ではLineが検討していますが、やはりソフトウェアだけの世界では、欧米諸国が強いことは、誰にでも分かることです。
しかし、「情報×物」の時代、デジタルファブリケーションやクラウドソーシング、クラウドファンディングなどを駆使しながら行う、新しい時代のものづくり時代は、またまた日本にとって面白い時代だと確信しています。
さてさて年の暮れも迫ってきましたが、2014年は更にエキサイティングな年となりますよ。
【Social Design Newsから本が出ました】
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」