個人個人がフォローし合う、支援金の網目が、世界中に張り巡らされていく。
クラウドファンディングサイト大手indiegogoが、「indiegogo Life」と称して、個人向けのクラウドファンディングサービスを提供し始めた。
その用途は、様々で、災害支援や治療費、冠婚葬祭や出産費用など、その個人の状況に合わせて利用することができる。
素晴らしいのは、手数料が無料だということ。通常であれば、クラウドファンディングを利用するのに数%から20%ほど利用料が取られる。バカにならない手数料だが、indiegogo Lifeでは、それが無料だ。
クラウドファンディングという言葉も、世界的に完全な市民権を得た。利用される場合は、プロジェクトや企業・団体、製品などのイメージが強かったが、今後は、より個人的なところにもその波は広がっていく。
本年2015年は、ソーシャル決済が広がる年でもある。より幅広い個人クラウドファンディングが、世界中で行われていくことになりそうだ。
オンライン上での関係性の強弱
日本においても個人間のクラウドファンディングは広がるのか?それは、Yesと言えるだろう。現時点でも、友人間のプレゼントや冠婚葬祭の時にお金を包む。こういったものが、オンライン上に少しずつ移るところから始まっていく可能性がある。
以前、紹介したAmazon Birthday Gift。Facebookの友人に、1・5・10・25ドルをバースデイプレゼントとして送り、まとまった総額がAmazonギフトカードでプレゼントされるサービスだ。
Facebookの誕生日メッセージは、定番となったが、更にこの先に見える景色がある。オンラインにおいても、その関係性は、ゆるやかなものから強固なものまで、選択していけるようになるのだ。
【参考】
・アマゾンがクラウドファンディングを開始!「Amazon Birthday Gift」。そして次なる一手とは?