http://www.wesante.com/blog/actualites/thync-objet-connecte-humeur/
人間の感情、精神をデバイスでコントロールする。そんなトレンドが始まりそうだ。
「Thync」は、超音波と微量な電流によって、人をリラックスさせたり、ポジティブに、元気にするためのウェアラブルデバイス。2015年のCESでは、クールテックのカテゴリーで、アワードを受賞している。
私たちは、いつもストレスの中で生きている。そのストレスをどのように解消、消化していくかは人それぞれだ。
例えば、日常的に飲むコーヒーやお茶などもその一部。そして、ランニングやヨガ、アロマテラピーやリラクゼーション音楽を聴くことなども、心身を調整するための1つの手段である。
その延長の中で、ウェアラブルデバイスによって、気分を変えるという方法が選択肢の1つとなっていくかもしれない。このようにアプリからその感情を選択する。
Brain-Altering Wearable Allows Users to Change Their Mood http://t.co/jjsXtYNTng #tech #Thync #CES2015 pic.twitter.com/i10VDLtvWP
— BetaCrumb (@BetaCrumb) 2015, 1月 14
利用者の多くは、15分〜20分ほどで、その効果を得ることができる。
現代社会を生きる中で生じる過度なストレスは、飲み過ぎ、食べ過ぎなどに人を導くことも少なくない。結果、心身ともに体調を崩していく。このような悪循環を防ぐ、新たな方法がThyncとなるのか。発売は年内で、正式な価格は決定していないようだが、500ドル以下での発売となるようだ。
一方、気になるところは、その副作用だろう。ハーバードやMIT、スタンフォードなどの神経科学の専門家が、投資家から13億円を資金調達し、開発が進められているデバイス。多種多様な臨床データを取りながら進められているようなので、ネガティブな効果についても、しっかりとフォローをしてもらいたいところだ。
いずれにせよ、現代の「心の時代」に、多くの人が、興味を引かれるトピックだろう。