需要に合わせてダイナミックに値付けを変化させる。その手法は、大手企業だけでなく、誰もが手軽な価格で利用できるようになっていく。
「Everbooked」は、日々ダイナミックに、Airbnbの宿泊料金を変動させプライシングを行う自動価格設定サービスだ。
Airbnbに、自分の部屋を投稿する。写真を撮り、必要な項目を記入し、いざアップロードする際に考えること。それは、プライシングの大問題である。
“値付けが経営”と言うほど、その収益への影響は多大である。Airbnbの宿泊費も、500円の違いで、部屋が埋まったり埋まらなかったすることもあるだろう。それが1年間積もり積もっていけば、その金額は目が飛び出るほどに大きくなることは予想に難くない。
だが、それをいちいち個人が算出するためのコストは、小さくない。よって、”だいたいで値付け”をするのが常である。ビッグデータを使った値付けは、これまで、ホテルや航空会社などが行っていたが、この技術を民主化させようとしているのがEverbookedである。
地域のイベントや季節による顧客のパターンなどを分析し、ビッグデータから、ホストにとって理想的な価格を算出。宿泊価格を自動で毎日更新してくれる。
つまり、需要のある時は、高い価格設定をし、需要のない時は、安い宿泊料を設定するというものだ。現在は、米国ポートランドとサンフランシスコでサービスを展開しており、随時拡大をしていく模様。
東京でAirbnbを利用し、新年を迎えたゲストは、6,000人に上るようだが、日本においても待ち望まれているサービスではないだろうか。
【クエスチョン】
・最適なプライシングを支援するためのサービスを考えてみよう!