現金お断りのお店がサンフランシスコにオープンする予定で、話題を
呼んでいます。
——————————————————————————————
サンフランシスコには、カード支払は受け付けず、現金のみ受け付ける
店が多い。しかし、この8月に同都市のSoMA(South of Market)地区に
開店するサンドイッチ店「Split Bread」は、コインも紙幣も受け付けない
初めての店舗になる予定だ。
サンフランシスコでは、多くの店舗が「Google Wallet」や「Square」
を使った支払いに対応しており、モバイル決済が身近な街だ。2011年に、
グリルドチーズ・チェーンの「The Melt」がオンライン、モバイル、
QRコードのそれぞれで注文可能になったときも、サンフランシスコ
の人たちは当然と受け止めた。
「現金をなくすことで、お客の体験はできるだけ無駄のないスムーズ
なものになる」とシルヴァーグライド氏は話す。「レジをすぐに通過
してもらうことができる」。
また、現金をなくすことで強盗等の恐れも減る。レジも金庫もなく
なるからだ。さらに、コインや紙幣はきれいとは言えないが、それ
らからの汚染も防げる。「現金は汚いものだ。キャッシャーが現金
を扱った後で食べ物に触ることは望まない。顧客としても、現金を
払った後で食事をするのは気分のいいものではない」
「将来の社会は現金を使わないものになるだろう。われわれはすで
にそこに近いところにいると思う」とスワロー氏は述べている。
引用元: 「現金お断り」のサンドイッチ店がオープン « WIRED.jp.
—————————————————————————————
確かに現金を持ち歩くとかさばりますし、お会計も大変。
それでも、現代の人は、私も含め(笑)「現金は持ち歩きたい」と思う人
が多いのだと思います。しかし、きっとそれも 近い将来「現金なんて持ち
歩いてるの???」という時代になるの だろう、と感じるニュースでした。
お金が「数字」になる時代
photo credit: JoshuaDavisPhotography via photo pin cc
本格的にお金が「数字」となる時代になります。
銀行の通帳の数字、Suicaに書かれている数字が「自分が持っているお金」
ということになります。
1972年の金本位制の崩壊、つまり、お金が「金」(きん)によって担保
されていた時代が終わりを告げ、現代のお金は無限に増えていくという
流れとなりました。この「お金に何の担保もなくなった瞬間」がお金が
単純に「数字化」する火ぶたが切られた瞬間です。
そして、国家の3大権力の1つである「通貨発行権」は、地域通貨の普及や
インターネット通販のポイント機能、そして更にこれからは、いいね!の
数や動画の再生回数などが台頭し始め、事実上ゆっくりと崩れていくのだろう
と思います。
私たちは「お金」に関しても大きな転換点を体験している。
そう感じるニュースでした。