2016年4月、ついに全国的に民泊が解禁されていくニュースが大きく報じられた。またAirbnbが試算した日本の経済効果についても、以下のように報道され始めている。
サイトの運営会社によりますと、ことし6月までの1年間に、このサイトを通じて日本各地で民泊を利用した旅行者は、およそ52万人に上ったということです。運営会社では、このうち、1000人余りを対象に、交通費や土産代など消費動向を調べ、どれだけの経済効果があったか試算しました。その結果、経済効果は総額2219億円に上ったということです。
このように産業、経済効果という角度からの話題が出るほど、民泊への注目度は増していく。
さて、米国サンフランシスコ発の旅行者向けのカーシェアリングサービス「TURO」が着実に影響力を拡大している。クルマのオーナーが旅行者に自動車を貸し出すサービスで、現在2,500以上の都市に広がり、300以上の空港でも利用できるようになった。また、クルマを貸し出すオーナーの月額平均収益は、600ドル(約7万2,000円)である。
日本にはP to Pのカーシェアリングサービス「Anyca」がある。スマホで貸借りのやり取りが完結でき、レンタルごとに保険が加入される仕組みなので安心かつ手間も少ない。
Airbnbに部屋を登録しアクティビティまで提供する人で、もし自家用車を持っている人はAnycaにクルマを登録提供おくといい。宿泊客に「クルマも貸し出しています」と一言付け加えるだけで月額数万円の上乗せも狙えるはずだ。
【参考】
・アクティビティ予約だけじゃない!Airbnbで収入を得る人が激増する理由
来年は日本においてもこういったプラットフォームを利用して働き、月額20万円以上収入を得る人達が激増することだろう。2016年、時代は大きなうねりを上げて変化し、誰もがこの変革を目の当たりにすることになる。
※新刊「ビジネスモデル2025」が、発売1ヶ月半で5刷に突入!
【参考】
・【BBM】『ビジネスモデル2025』長沼博之・著 vol.4122
・Newsweek日本版「コストゼロ&シェアの時代のマネタイズ戦略」
・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
・新たな経済パラダイムとビジネスモデルが出現する。新著「ビジネスモデル2025