「農業の効率化」これは、人類にとって大きな課題です。
もちろん、人にも地球にも育てる動植物にとっても良いかたちで進むことを
願うばかりです。そんな中、wiredが「農業の工業化」を進める最先端技術6選
という記事を公開。
上の動画は、 毎時90頭を全自動で搾乳できる搾乳システムです。
ちょっと恐い感じがしますが、牛が常にここに住んでいるわけではなく、搾乳の時だけ
ここで行う感じであれば、問題ないのかなと思います。
その他にも、
・畑の情報をGPSに最初に入力すると、自動で動き回ってくれるトラクター
・燃料を自給できる燃料電池式トラクター
・自分で食べごろを判断する「いちご収穫ロボット」
(寝ている間に3分の2の作業が終わっているのですから大助かりとのこと!すごい!)
・栽培地域全体の害虫の動きを、表示するWEBサイト
・GPS機能のついた首輪 で、放牧エリアを調整できるシステム
(こちらは、ちょこっとかわいそうな感じが…)
などが紹介されてきます。
これらのシステムによって、農業が劇的に効率化され、「農業が工業化」する
時代に入ってきています。
労働価値はどんどん上がり、最低限の「食」はいずれ無料化?
photo credit: Pink Sherbet Photography via photo pin cc
これからの農業は、大規模化と多数小規模化が進んでいきます。
それこそ、飲食店が巨大フランチャイズか、こだわりの個人店に集約されていく
ようなものですね。
そこで、大規模農業は、こういった「工業化」「ロボット化」「情報化」が進み
人を極限的に少なくする方向で経営が進められていくことでしょう。
いわゆる、生産効率をあげるための「省人化」の方向です。
以前、衣食住の無料化に関して、「フリパン」(毎月ボクサーパンツが無料で届く。
理由は企業広告が入っているから)を題材に記事を書きましたが、
「食」の部分に関しても、自分で作るか、非常に安い価格で購入するか、もしくは
無料!の流れになってくると思います。
この「安さ」というところは、農業の工業化が進むにつれて、更に加速度を
増していき、いずれ「フリパン」の「食」モデルが登場してくる可能性すら
感じています。つまり生きるために最低限必要な「食」の無料化という流れ
ですね。
ちなみにかつて、ブラウン管テレビをローンを組んで買っていた時代がある
ことをご存知でしょうか。それほどTVは高級品だったのです。しかし、今や
アルバイトでも、数日働けばTVが手に入る時代になりました。
テクノロジーの進化によって、物の値段はどんどん下がっていて、反対に
「人間の労働価値」は上がっていきます。これはロボット革命によって更に
著しくなっていきます。そしてそれは「食」の分野でも劇的に進んでいく。
いつも思うことですが、私たちの生きる時代は本当にエキサイティングです。
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