ブルーボトルコーヒーで一杯一杯丁寧に淹れるコーヒーを飲んだ。難点は、その待ち時間だ。美味しいことはいいのだが、コーヒー1杯を淹れるのにけっこうな時間がかかる。よって、混雑時の待ち時間はかなりのものとなる。
「Poursteady」はそんな手間を省くためのロボットコーヒーメーカーだ。まるで手でお湯を注ぐように、丸く円を描きながらお湯を注いでいく。一度に5杯まで淹れることができるため、待ち時間は大幅に削減される。
コーヒーショップに導入することはもちろん、このようにモバイルコーヒーショップに搭載することも可能だ。
2016年から販売が開始され、1台あたり11,900ドル(約146万円)となっている。コーヒーという安い単価の商品であるがゆえに、味がどれだけよくなり、待ち時間が少なくなる分、どれだけ顧客満足度が高まるのかを見えるようにすること、更には人件費がどれだけ削減されるのかをしっかりとシュミレーションされていくことが必要だろう。
「ハンバーガーはロボットが作る」ようになり、大量の美味しいコーヒーもロボットが淹れるようになっていく。
※新刊「ビジネスモデル2025」が、発売1ヶ月半で5刷に突入!
【参考】
・【BBM】『ビジネスモデル2025』長沼博之・著 vol.4122
・Newsweek日本版「コストゼロ&シェアの時代のマネタイズ戦略」
・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
・新たな経済パラダイムとビジネスモデルが出現する。新著「ビジネスモデル2025