以前、モジュールタイプのマイクロアパートメント「Kasita」を紹介したが、あらゆるものがモジュール性とデザイン性を併せ持ちながら進化の方向へと向かっている。
【参考】
・部屋ごとに都市部を移動できるスマートマイクロアパートという新たな住居概念
今回ご紹介する「Speeta」は、モジュールタイプの薪ストーブシステムだ。30センチ四方の立方体の組み合わせでできており、自在にカタチを変えることができる。収納スペースをそのまま椅子にデザインすることもでき、ご覧のように本をしまえるというコンセプトも素敵だ。
薪ストーブは、木材の収納場所が大きな問題であるが、収納をインテリアにまで収斂させることで、その問題を解決をした。ちなみに、キューブの色はシルバー、ブラック、ホワイトから選ぶことができる。
Speetaは、通常のスタンダードな薪ストーブよりも79%も熱効率がよく、灰掃除の手間も少ないという点が特徴だ。当然石油ストーブのように瞬間的に温めることはできないが、火を消した後もじわじわと24時間熱を放出し続ける。
昔ながらの薪ストーブは、世界的にじわじわと人気を集め始めている。日本でも同様だ。その大きな理由がインテリアとしての魅力である。
今後薪ストーブのデメリットを、現代の文脈の中で解決し、高度にリデザインされた時が、本当の復活の時なのかもしれない。そのスタイルの1つをSpeetaは私たちに提案してくれている。
オンラインサロンでもっと深い情報と交流、コラボレーションを。
「Social Design Salon」