いよいよ来月5月にGoogle Glassが開発者向けに届けられます。そうなるとGoogle Glassに関する情報も世界中に一気に溢れ出し、新しい社会のイメージが広がっていくことでしょう。
ちょっと面白い動画があったので、ご紹介。Google Glassを使いながら会話をする風景です。
女性と会話中に名前をGoogleGlassで検索。犬が好きなことが分かり、女性が驚いたり、犬に関するジョークを調べ会話を盛り上げたり…。
また、途中写真をとったり、ちょっと気になるスポーツの実況を観戦したり、飽きてきたらゲームまで…。
Google Glassは基本、声を使って動作をさせます。また音は関しては骨伝導形式で聴けるため、会話の邪魔にはなりません。また、そもそもメガネをしている人用に度入りも提供されていくとのこと。
そして5年もすれば、あらゆる会社がメガネ型デバイスを作るようになっており、Google Glassやその競合商品は、価格が1万円以下になる。または、携帯電話などによって無料で配られる可能性も高いと予測されています。
ビジネスマンから広がっていくことは予測されますが、まずこの動画を奥さんにみせたところ「そもそも Google Glassをしている人を信用できないかもしれないね…」と一言(笑)まあ、この動画からGoogle Glassをイメージすれば当然ですね(笑)
一方、「ガラケーからスマホになってしまったように、今後スマホがスマートグラスに代替されていくようであれば、契約せざるおえない」とも。いずれにせよ3Dプリンタと並び2010年代最大のコンシューマー向け製品ですので、話題は絶えないですね。
第3の脳半球が人類の本質を問いただす
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自動車の発明もパーソナルコンピューターの発明も、破壊と創造の両局面が議論されてきました。自動車も「走る殺人鬼」と言われれば、未だにその側面は解消されていません。ただ今後、「車の自動操縦」が一般化する中で解消されていくことも期待できます。
このGoogle Glassも同様に、希望も絶望も両方が見て取れます。プライバシーの問題やそれを付けている場合の心身への影響を含めて、懸念はたくさんあります。しかし、それらのツールの挑戦も、人類が新たな知恵で乗り越えていけることを私は信じています。
現在、Google Glassは声で動きますが、2010年代のBMI(ブレインマシーンインターフェイス)の普及により、脳波でGoogle Glassを動かすことも一般化する可能性は十分にあります。
そうなると、スマートグラスは本当に「人類の第3の脳半球」となり、働き方も仕事のやり方も、生活スタイルも大きく変わっていくことでしょう。
一方、変わらないものも当然あります。「変わるものは何で、変わらないものはなんなのか?」「人間とは一体何なのか?」
新しい革命的なツールは、そんなことを深く私たちに問いただしてくれます。