おおお〜来たな〜、やっぱりこっちだな〜、という感じ。
ネット上の個人間マイクロファイナンスKivaとハンドメイド製品のECプラットフォーム最大手Etsyが提携です。
これまで、Kivaは発展途上国の人が、牧畜や農業等、基本リアルのみで動かしていく事業への融資が多かったわけですが、これからは更に広がりを見せそうです。
例えば、途上国の人が作ったハンドメイドバッグをEtsyを使って、全世界に販売する。それに必要な資金を1,500から最大5,000ドルまで、無利子でKivaから借りられるというもの。
つまり、「バッグを作ってEtsyで販売したい」となった場合、その際に必要な消耗品や部品、その在庫等にかかる費用をKivaから調達できるということです。
まずは、パイロットプロジェクトとして、ケニアとアメリカにて行われていく模様。今後の広がりに注目です。
21世紀のワークプロセス
これは流れは一体、何を意味するかというと「個人によりクラウドファンディング利用の加速」です。
今、日本のハンドメイド業界は4000億円とも言われていますが、この業界は、今後のデジタルファブリケーション革命で更なる拡大が予想されます。
例えば、ある程度の実績のある作り手であれば、個人で小さなクラウドファンディングを立ち上げて、これまで購入してくださったお客さんや関係者に向けて、「今度こんな商品を作りたいと思っているのですが、よろしければご協力お願いします!」と作りたいもののデザインや関連情報を掲載し、クラウドファンディングを行っていくということです。
個人間という意味では、クラウドティルト等海外では発展著しく、今後、日本にもこの波は広がって行く可能性が高いです。
【参考】
友人知人同士で気軽にクラウドファンディングへプロジェクト投稿できるCrowdtilt(クラウドティルト)
そして、ここにはデジタルファブリケーションにおける製品のオープン開発プラットフォームという潮流も加わってきます。
つまり、アイデアやデザイン等の製造プロセスの一部を情報空間で皆で行って、更に資金調達までをネット上でクラウドファンディングするということ。
ここにバーチャルマネーも絡んできたら…。
これまでの仕事の作り方とは根本的に違う21世紀のワークプロセスが見えてきています。