友人知人に向けて、気軽にクラウドファンディング投稿できるCrowdtiltが、なんと12ミリオンドル(約11億3,000万円)もの資金を調達しました。
調達先は、ナップスター創業者・Facebookの映画で有名になったショーンパーカーやGoogleやSkypeに投資していた投資家・アンドリーセン·ホロウィッツなどです。
Crowdtiltが、通常のクラウドファンディングKickstarterや日本のCampfire、Ready for?と違うところは、”友人””知人”から少額の支援を集めてプロジェクトを達成していくというコンセプトにあります。
具体的に言えば、友人の誕生日プレゼントやパーティー開催の資金、出店祝いなどです。
クラウドファンディングと言えば、ビジネス的であったり、アート的、そして社会貢献要素が強いというイメージがあるでしょう。
しかし、Line含め現代のソーシャル・メディアの発展で、コミュニティーがより細分化されていっている。それをフォローするクラウドファンディングがCrowdtiltと言っていいでしょう。
実際に中を覗いてみると、ジェシカさんに子供が生まれるので、出産祝いを募るプロジェクトであったり、
ピンチに陥った友人の授業料を皆で支援しようというプロジェクトもあります。
イメージ動画はこちらから。
いや〜これはかなり面白い!今後伸びていきそうなクラウドファンディングサービスです。
日本でも拡大するクラウドファンディングの潮流
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日本もやっと動き出します。オバマ政権が進めてきた「投資系クラウドファンディング」の合法化の流れが、日本でも始まりそうです。
金融庁が検討しているのは「クラウドファンディング」と呼ばれる新型の資金調達だ。現行制度は上場株よりも情報開示が劣る未公開株について、募集や販売を厳しく制限している。証券会社は原則、日本証券業協会が運営する未公開株取引制度(グリーンシート)の銘柄しか広く売れない。証券会社以外の金融商品取引業者は原則、未公開株を扱えない。
金融庁はベンチャーに資金が流れる新たな経路が必要と判断。ネットを介して少額を集めるクラウドファンディングの形式を取れば、証券会社や証券以外の会社でも、未公開株を仲介できるように制度を改正する。
投資系から、社会貢献系、メイカーズ系からクリエイター系。そして、友人知人向けなど、クラウドファンディングの流れは、今後も拡大を続けていきます。