3Dプリンタの素材であるフィラメントをプラスチックペレットから作る「Filabot Wee Kit」が事前注文の受付を開始しました。
特徴は次のポイント。
・高い3Dプリンタフィラメントから比べと90%のコスト削減できる
・必要な時、必要なだけフィラメントを作ることができる
・色、長さも指定できる
・利用の際の電力消費が小さい
Filabot Weeは、仕組み的には産業用フィラメント押出機と同じで、作れるフィラメントの太さは1.75mmと3mm。
組み立てキットになっていて、価格は約65万円。
機能は高いのでしょうが、FilaFabのような製品が登場してきているので、ちょっと価格が高いかな…と感じますね。
【参考】
3Dプリンタ用フィラメント押出機が約2万8,000円でキックスターターに登場!
ゴミを3Dプリンタの材料とするリサイクル社会へ
photo credit: Urban Woodswalker via photopin cc
Filabotは、ゴミになるペットボトルのようなプラスチックから3Dプリンタフィラメントに一気に変えてしまう製品を開発中です。
Filabot: Plastic Filament Maker
Kickstarterで話題になった製品ですが、まだ一般発売はされていません。商品化までの道のりは決して楽ではないのでしょう。
そう考えると、プラスチックゴミをうまくプラスチックペレットにしてしまうことに特化した機械を安く作り、それとFilabot weeのような機械を合わせて使うという考え方でも良いと思っています。
地域の市民工房やコワーキングスペースのようなところに、これらの機械があることが理想です。
プラスチックゴミが3Dプリンタの材料としてリサイクルされていく社会は、もう確実に見えています。より良く実現されていくことを願うばかりです。