3Dプリンタより速く、精度高く成形できる「デスクトップ型射出成形ツール」がKickstarterに登場。
Bench Model Plastic Injection Machine
温度を調整して、プラスチックペレットを入れます。
低コストのアルミ金型をガッシャンとプレスするだけ。
こちらは釣りのルアーです。
金型の良さは、スピーディーに安く製品や部品を生産できること。しかし、金型をおこすためには、多額の初期費用がかかるイメージがあります。
ここを格安のアルミ製で作ってしまい、こちらのデスクトップ型・射出成形機にセットすればOK。
3Dプリンタは、複雑なものを作っていく場合、またプロトタイプを調整しながら作っていく場合には良いです。しかし、ある程度の数、同じものを作る場合はこういった射出成形機が重宝しますね。
こちらが詳細を説明する動画。資金調達目標は1万ドルに設定されていますが、現時点で約2万8,000ドル集まってきています。
あらゆるモノづくりツールがデスクトップ型になる
photo credit: Philippe Clabots via photopin cc
3Dプリンタだけでなく、CNC工作機、電子回路基盤を作る機械、今回のような射出成形機など、あらゆるモノづくりツールが小さく安くなってきています。
【参考】
広がるコンパクトなモノづくりツール。アプリで動かすことができる携帯型CNCルータ「Handibot」
電子回路基板を作るデスクトップツールBoard Forgeが、約2,000ドルで発売される!?
そして、今後は、これらをどのように使ってどんなモノを作り、どのような成果が生まれてくるのか?という事例に注目です。
また、それらがカテゴライズされてそれぞれに体系化され、様々な教育サポート、また支援サービスが世界中に登場してくることでしょう。
成功するものもあれば、失敗するものもある。しかし、その社会的な試行錯誤の中で、明らかに20世紀までとは違った新しい現実が見えてきます。