自宅で3Dプリンタのフィラメント(素材)を簡単に作る機械が米国Kickstarterに掲載されています。こちら英国のメイカー、エドワード・クリフォード氏が開発を進めている製品。
Desktop Plastic Extrusion System for Everyone
ABSとPLAを含む様々なプラスチックを押し出すことができる低コストな機械。こちらに、プラスチックペレットや着色剤、添加剤、いらないプラスティックを入れると、フェラメントが押出成形される仕組みです。
価格は220ユーロから。約2万8,000円です。日本で買おうと思うと、265ユーロから。約3万4,000円。
イメージ動画はこちらです。ちょっと地味に見えるかもしれませんが、ご覧ください。
組み立ても簡単らしく、基本的なワークショップをするだけで、誰もが使える機械だとエドワード・クリフォード氏は言います。期待ですね。
進む素材革命。フェラメント押出機もシェアされる時代になる
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材料革命は着々と進んでいます。
以前記事にした「材料革命!通常30〜50ドル/kgの3Dプリンタフィラメントを、5ドル/kgまで下げる機械が登場」や「3Dプリントの材料をプラスチックごみから作れるFilabotに期待」などからも分かりますが、いずれ3Dプリンタの素材は驚くような安さで提供されていくようになります。
そして、素材もより多様になっていくことでしょう。
参考)可能性はどんどん広がる!3Dプリンタの材料に「木」も登場
ただ、フェラメント押出機はいつもいつも使うわけではないので、”シェア”されているものを借りられれば、より便利です。
自分の郵便番号を入れると、貸し出し可能な近くの空いている3Dプリンタを教えてくれるサービスmakexyzは、先日3Dプリンタ用データのプラットフォーム3DLTと提携を発表しました。
makexyzのようなサービスで”フィラメント押出機”まで検索でき、使えるようになるとより良いのでしょう。こういったサービスは、日本でも近い将来必ず出てくるはずです。