コンテンツ向けのクラウドファンディングマーケットも拡大します。
Youtubeで動画を配信するクリエイター向けのクラウドファンディング「TubeStart」がローンチ。
サイトを見てみると、ドキュメンタリーやコメディー、アニメなどが並びます。
これまでYoutube動画にてアドセンス収入を得ていたような人達に、収入の柱が増えます。今後も、歌手やアーティスト、セミナー講師等いろいろな業界の人に利用されていきそう。
また、世界32カ国で使えるということで、世界的なファンに向けてもPRしていけるもよう。
各クラウドファンディングサイトには、映画の資金調達などが多数登場してきていますし、報道のクラウドファンディング「Vorno」などもご紹介しました。
コンテンツ業界にもクラウドファンディングの波は加速度的に広がっていきそうです。
【参考】
動画ニュースのクラウドファンディングサービス「Vourno」から見る「報道の1万人市場」
販売モデルから共創モデルへ
クラウドファンディングは、「販売」の概念を徐々に変えていくでしょう。
例えば、現在の有料メルマガを例にとってみます。
個人が、様々な活動によって評価やソーシャルキャピタルを獲得し、それをインターネットを通じて、お金に変えていくというのが基本構造です。
しかし、クラウドファンディングが広がることは、「共に創り上げる」という認識をを強めます。それはモノだけでなく、コンテンツにも広がるのです。
お客さんは、購入者であり、ファンであり、何より「パートナー」である。そんな認識がより強化されていくことでしょう。
「お店とお客」、「生産者と卸業者と販売者と顧客」、これまで細分化されることで進化してきたビジネスの構造が、再びなめらかにつながり、重なりあうことで進化する流れへと向かっています。