昨年より応援させていただいているプロジェクト「スティーブ・ジョブズ ミュージカルオペラプロジェクト」。
ジョブズのスピリットをより多くの人に届け、後世にも残していくため埼玉のクラシカルスタジオ・カルーソが主催しているプロジェクトです。
21世紀を切り開き、世界の人々に衝撃を与え、夢と希望を与えた男・・・
ガレージから世界一の企業に育て上げ、世界の人々を驚かせ56才でこの世を去った男・・・
生みの親から捨てられたという氷を背負いながら、育ての親の深い愛情の中で育てられた男・・・
そんな背景がスティーブ・ジョブズの人生を、こんなにもドラマチックに演じさせたのであろうか。
彼の人生は、希望と挫折、夢と絶望に溢れています。
激動期である現在、多くの人が、多かれ少なかれ何かしらの葛藤の中で人生を送っていることでしょう。
ジョブズ氏は言いました。「昨日のことをあれこれ悩むより、明日を生み出そう」と。
そうです、このスティーブ・ジョブズミュージカルオペラプロジェクトは明日を生み出すためのプロジェクトです。明日の希望に燃えて、前進するためのプロジェクトです。
クラシカルスタジオ「カルーソ」では、スティーブ・ジョブズを題材としたミュージカルオペラ「スティーブ・ジョブズ」の制作・上演を計画しております。
つきましてはその第一弾として、下記の歌詞によるテーマソングの作曲作品を募集いたします。
多くの方のコンテストへの参加をお待ちしています。
目的の1つは、作ったミュージカルオペラを各都道府県の学校などで上演してもらうこと。若い世代に、ジョブズのチャレンジ精神や絶望を希望に変えていくスピリットを感じていただきたいという思いからです。
今公開されているスティーブ・ジョブズの映画ももちろん良いのですが、このミュージカルオペラは「生」で見続けていけるところに1つの価値があります。つまり、良いものであれば、何十年も何百年も生で演じられていくわけです。
そんなミュージカルオペラとなるかどうかは「テーマ曲」が鍵。スターウォーズと言えば、このテーマ曲!バック・トゥ・ザ・フューチャーであればこの曲!というイメージがありますよね。
ここに徹底的にこだわり「ジョブズと言えば、この曲!」と感じられるようなテーマ曲を募集しています。採用されれば、世界への扉が開かれる可能性のあるテーマ曲コンテスト。我こそは!と思う方、もしくは、こういったテーマの作曲にのってきてくれそうな知り合の方などいらっしゃれば、お伝えいただければと思います。
「スティーブ・ジョブズ ミュージカルオペラ」テーマ曲 募集要項
あきらめず続けていく中にこそ…
photo credit: spettacolopuro via photopin cc
主催者であるクラシカルスタジオ・カルーソの廣町彰久さんは、小学生の頃、家がとても貧しく母親が作った菓子袋を自分で販売しようと試みます。下校途中、袋を売るためひたすら飛び込みをする毎日。
まだ小学校4年生なので、うまい話し方なども全く分からず、ただ「こんにちは。袋屋です。袋はいかがですか」と、一言言うだけだったと言います。3ヶ月たっても1つも売れないので、父親に相談したところ「商いは飽きない」ことが重要だ、と一言もらい「そうかな〜…」と思いながら、また3ヶ月続けたそうです。
普通小学生が何かを売りにきたとしても、怪訝な顔をされるだけ。当然と言えば当然です。
しかし、6ヶ月も続けたところ、あるお菓子屋さんが「一体あなたは何をしているの?」ということで、お菓子の袋を見せたところ「これは、良い袋ね〜!」と持っていた菓子袋を半分、当時のお金で380円で購入してくれたということです。
それからは、不思議と毎日売れたそうで、小学生ながら30件以上のお客さんを抱えたということでした。
これを廣町さんは、「コップの中に毎日一滴一滴水をたらしていき、最初は全くこぼれることはないけれど、あるところから急にこぼれ出す」という表現で説明されていました。
つまり、挫折や失望を経験しながら、あきらめず続けていく中にこそ、成果が生まれるのであって、多くの人は、そのコップの水が50%、80%たまったくらいであきらめてしまう、とのこと。
今、私たちは効率の世界、インターネットの世界を日常に感じながら生活をしています。すると、「始めるのもはやいけど、諦めるものはやい」、なんて言うことになりがちです。
「要注目!2025年までの『ハードウェア革命』のトレンド予測」にも記したように、これから10年先には今のAppleのような革新的ハードウェアメーカーが100以上存在する世界へと突入します。
だれもがメイカーズの時代、あきらめずコツコツと挫折を希望にかえながら前に前に進むスピリットこそ、今再確認されるべきポイントなのでしょう。
【Social Design Newsから本が出ました】
ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
働き方は無限大。
組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?
さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より
本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。
・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル
現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。
Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図
※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
「いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由」