ニューヨークの帽子産業を守るためのクラウドファンディングプロジェクトに注目

[2013/12/28]
このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

スクリーンショット 2013-12-28 8.40.01

地域のものづくりを守ろう!そんなクラウドファンディングプロジェクトが今後増えていきそうです。

こちらはニューヨークの帽子工場や職人を守るためのプロジェクト。

Get a custom hat, save a New York City factory.

今年ニューヨーク最後の帽子工場が閉鎖し、その工場を地元の帽子小売店が買い取って再建していこうという企画。

クラウドファンディングサイトKickstarterにて7万5,000ドル(約750万円)目標でプロジェクト投稿されていますが、残り6日を残して13万5,000ドル(約1350万円)を超える資金が集まっています。

このようにたくさんの帽子の中からカスタムメイドの自分専用の帽子を手に入れることができます。

スクリーンショット 2013-12-28 8.56.57

ちなみに1つ97ドル(約9,700円)。

8347b8853c1718d646fa80d00b35c044_large

ニューヨークに住んでいなくても、帽子好き、ファッション好きには興味を惹きそうなプロジェクトです。

9780dd88c96a72f0ef77445748e36010_large

動画もいいですね。職人さんの純朴なコメントに共感、共鳴される人が多そう。地域の産業振興をクラウドファンディングを使って行う、という取り組みには、今後も注目していきたいところ。

その土地の産業を守るためのプロジェクト

スクリーンショット 2013-11-27 21.43.51

個人的な話ですが、今年は知り合いから国産スマホに対して不満を聞く機会が多くありました…。その原因は、故障が頻発したり、指で触れてのスワイプがうまくいかない、といったもの。

また、マスメディアからは「モノづくり大国日本はどうしたのか!?もはや自動車という単品輸出国に成り下がってきているのでは?」という声も聞くようになりました。

しかし、皆さんも感じられているように、日本のものづくり文化は、その土壌・背景において、まだまだ大きな可能性を秘めています。それをどのように21世紀のものづくりの文脈へとつなげていけるかに、今焦点が当たりつつあります。

アメリカは国をあげて、この「次世代ものづくり」を強く後押ししています。

工場を再び自国に戻すようオバマ大統領がはたらきかけたり、3Dプリンタなどのデジタルファブリケーションの研及機関を立ち上げたり、学校教育へのスピーディーな導入など、立て続けに打たれる手は非常に速いものがありました。

結果社会的にも、国家そして地域のものづくりを皆で支援しよう!という雰囲気が生まれ始めているように感じるのです。

例えば、アメリカ発の国産製品購入プロジェクト「ブルーレイスプロジェクト」。皆でタフで質の良い青い靴ひもを、5ドルで買って身につけ、国産メーカーを応援しよう!という取り組みです。

【参考】
モノづくり系社会運動が広がっていく!アメリカで注目を集める「青い靴ひもプロジェクト」

話題を集めたこの企画は、金額にして1,500万円、人数にして11,749人もの人が参加をしました。

今回のニューヨークの帽子産業を守るプロジェクトもそうですが、アメリカでは地域のものづくりを支えよう!と言った呼びかけに対し、一般からもお金が集まる土壌が生まれてきた1年であったように思います。

日本はと言えば、ものづくり専門のクラウドファンディング「zenmono」さんから生まれてくるプロジェクトに、地域の工場、中小企業を応援していこう!というものが多く、これからの益々の発展を期待したいところです。

国もこの新しいものづくりの潮流を、様々なカタチで更に力強く応援する必要性があり、新しいものづくりに対する理解やそれを応援する雰囲気を醸成していく必要があります。来年、これらの新しいものづくりについての理解と支持がどれだけ日本国内で盛り上がってくるか、1つの重要なポイントです。

 

 

【Social Design Newsから本が出ました】

ワーク・デザイン これからの働き方の設計図

workdesign_obi1

働き方は無限大。

組織や事業の寿命よりも、人が働く時間のほうがはるかに長くなった現代。
テクノロジーの進化と人々の価値観の変化によって、「働き方」が大きく変わりつつある。
メイカーズ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、ソーシャルスタートアップ……「仕事の未来」には、無限の可能性が広がっている。
あなたは、どの働き方を選びますか?

さらなる進化を遂げるテクノロジーと新たな時代の価値観が出会ったことで、
これまで考えられなかった(あり得なかった)ような働き方が可能となった。
今、私たちの目の前には、数限りない働き方が存在する。
私たちは、自らの働き方を自分で選び、実行していかなければならない。
それが、本書の言う「ワーク・デザイン」である。 ――「はじめに」より

本書では、これからの働き方の新構造を次の7つのステージで捉えた内容となっています。

スクリーンショット 2013-10-22 16.42.00

・新しい「働く」の価値観
・消費社会から生産社会への潮流
・ワークプロセスの文明的大転換
・組織形態の変化
・キャリアデザインについて
・タスクデザインについて
・これから必要とされる個別スキル

現在の「働く構造の進化」は、各ステージをバラバラに見ても分かりません。7つの構造全体を体系的に捉えることで、始めて進化の本質が見えてきます。

Amazonの「なか見検索!」で一部内容を読めるようになっていますので、ご興味のある方はこちらからご確認ください。【書籍】ワーク・デザイン これからの働き方の設計図

※ライフハッカー[日本版]で本書を大きく取り上げていただきました。
いま、新しい働き方『パラレルキャリア』が重要だ、と言える理由

この記事が気に入ったら
いいね!をしよう

Social Design Newsの
最新記事をお届けします

Social Design Newsをフォローしよう!

@SDNews6をフォロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
LINEで送る

最新記事

メルマガ登録

メルマガだけでしか読めないコンテンツも配信しますので、
ご興味のある方はご登録ください。

オンラインサロンでもっと深い情報と交流を