こういう無料のサービスは今後いろいろと応用されそうです。
南アフリカにて革新的な事例。電動自転車タクシーが広告によって無料で利用できるというサービス「Mellowcabs」
リサイクル素材でできている電動自転車タクシーは水素燃料電池で環境に優しく、3キロ圏内の通勤者のため、無料サービスとしても提供されています。
広告というのは、どうやら車体に貼られるだけでなく、運転者が利用するタッチスクリーンにも特定の宣伝が流れるような仕組みのようですね。面白い…。
タウンカーやオープンソース自動車もこういったモデルで無料提供される可能性はありますね。
【参考】
・自動車もオープンデザインの時代へ。オープンソース自動車「TABBY」
フリパンの変化
無料でパンツを提供する「フリパン」が変化していますね。
【参考】
・パンツ(下着)が毎月完全無料!「フリパン」に見る「衣食住無料化」の波
・フリパンが届いた。モノのフリーは社会をどのように変えるのか?
企業からの広告をパンツに印刷し提供するというサービス当然残しつつ、デザイナーとのコラボ企画、またパンツメディアとして様々な記事発信も始めています。フリパンライターなんかもいる模様。
今後も様々な商品やサービスの開発、また個人でも広告を出稿出来るような広告モデルも実験していくようです。
いずれにしても無料でモノやサービスを提供していこうとするモデルが、どうやって経済性の原理の中で継続運営されていくのか?は、興味深いポイントです。これからも注目していきたいところですね。
Author Profile
- 長沼 博之
一般社団法人ソーシャル・デザイン代表理事。次世代事業モデル構築を得意とする経営コンサルタント。「Social Design News〜社会をより良くする近未来インスピレーション情報〜」を監修。メイカーズ革命やクラウドソーシング、ソーシャルデザイン、これからの働き方についてTVや雑誌から取材多数。著書に「ワーク・デザイン これからの〈働き方の設計図〉」がある。