時代の底流に流れる「価値観」に基づいた社会しか築けない

[2012/6/18]
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photo credit: Carolyn_Sewell via photo pin cc

先日、ある家族の絆にフォーカスをしたソーシャル・ビジネスを展開する
会社の方とお話していました。そちらの会社は家族の絆を深める素晴らしい
サービスを提供されています。

しかし、なかなか思うように広がっていかない…ということで、
「なぜ、これだけ必要なものにお金が支払われないのか。
(なぜ売れないか)」という疑問が湧いたとおっしゃいました。

戦略やテクニックレベルでの話はいくらでもできます。

しかし、更に深い次元から言うなれば、事業と言えども、その時代の人々の
欲求、そして底流に価値観を超えることはできないという根本的な制限があります。

駅前の象徴的場所に…

photo credit: John Wardell (Netinho) via photo pin cc

例えば、私は品川に住んでいるのですが、品川駅前の品川を象徴するような
土地に大きなパチンコ屋さんがオープンしました 。品川が好きな地元の人は
ガーーーン…(涙)とショックを受けた人たちも多かったのではないか
と思います。 

しかし、こちらも昼間から多くのお客さんがつめかけています。
ここからも分かるように、常にその時代の価値観によってビジネスも
縛られている側面があるのです。

ソーシャル・ビジネスやNPOなどの役割は、この欲求の方向性を
変えること、新たな価値観を提示することであらたなマーケットを
作り出す、という役割も持つのです。つまり、より良い価値観の
啓蒙作業が必要です。

政治的な制限をかければいいのでは?という議論もあると思います。
今回、厚生労働省が食中毒の恐れがあるとして、牛の生レバー
(肝臓)の提供を食品衛生法に基づき禁止しましたが、もちろん
このような選択肢もあります。

しかし、歴史をひも解いてみると、1920年〜1933年まで続いた
アメリカにおける「禁酒法」は、酒の密造や密輸が増やし、アルカ
ポネなどのマフィアを巨大化させてしまい、逆に犯罪が増えるという
結果をもたらしました。

つまり、規制をかけることも大事ですが、根本的には、その時代の
人たちの価値観があらゆる状況を生み出していくという側面がある
ことも忘れてはいけません。

次の世代に誇りを持ってバトンタッチできる社会へ向けて、それぞれ
の立場でどのような情報発信をして、どのような価値観を
提示していくかが問われている昨今です。 

 

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