これは、また強烈な一手となりそうです。
Airbnbが、旅行者向けに新たなオンラインマーケットを準備している模様。
これまでの”格安なゲストハウスを提供する”というAirbnbの役割を超えて、旅行者に対してあらゆるサービスを提供するプラットフォームに進化をしようとしています。
具体的には、その地域を巡るツアーや食事などを検討しているようです。Airbnbを利用する人は、当然ながら食事もするわけですし、観光で来ている人が多いでしょうから、地元の人に地域ガイドをしてもらえれば、それは有り難いオプションとなるわけです。
ちょうど私がAirbnbを利用した際にも、その家のホストの方が、「宿泊者向けのツアーガイドをやろうと考えているんですよね」と話していましたが、考えていることは同じで、その相性はものすごくいい。
ツアーガイドマーケットプレイスVayableなどにとっては、強力なライバルになるわけですが、一方でAirbnbがこのマーケットに入ってきてくれれば、その領域は一気に拡大していく可能性があります。P to Pの流れは、巨大な波となり、世界を覆い始めています。
【参考】
・地域のツアーガイドを見つけるサービス「Vayable」と観光の未来
21世紀のカルチャー構築事業
今ほど、市場規模や貨幣価値というとこに目を向けてはいけない時が、歴史上あったでしょうか。緊急性があって重要な分野は、瞬く間に、レッドオーシャン。その先を見つめる中にしか、光明はない。
Airbnbの動きでも分かるように、そこまで緊急性はないけれども21世紀に確実に広がるであろうカルチャーに関係する事業が非常に熱い。それは、今すぐ必要ではないかもしれないけれど、今後の私たち人類にとって重要なサービスです。
言って見れば、21世紀のカルチャー構築事業と言ってしまって良いと思いますが、ここに潜在的な何かがたくさん埋まっています。
普遍性を見いだしながら、時代性にしっかりと合わせていく。そして結局のところ、サービス提供者の人生観、人間観が、そこには如実に現れてくるわけですが、今やらなければならないことは、これらを深いところですり合わせること。
現代の事業分野のイノベーションには、これからの私たちの当たり前がたくさん潜んでいます。