待ちに待っていた!という声も多そうだ。
「Bond」は、ロボットがペンで手書きの文字を書いて、手紙などで送ることができるサービス。
既存の手書き文字スタイルから選ぶ場合は無料で、自分の手書きの文字を登録する場合は、199ドルの費用がかかる。更に、専門家に依頼して、手書き文字を美化させるためのカスタマイズには499ドルがかかる。
PCからはもちろん、スマホからもメールを打つようにテキストを打ち込んで、手紙を送ることが可能だ。ビジネスマンにとっても、重宝しそう。
基本、1通2.99ドルで送れて、企業に合わせたカスタマイズプランも提案してくれるようだ。
手書きの手紙を書きたい、でも時間や場所がそれを許さない、ということも多いだろうが、このようなステップで、メールではなく、手紙が書けるなら、利用したいと思う人は少なくなさそうだ。
心を支援するテクノロジーの潮流
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人間と機械のコラボレーションは100年以上、そしてコンピューターと人間もここ数十年の歴史がある。
機械は人間の筋肉を拡大・強化し、物理的な力を強めることを推進した。コンピューターは、人間の神経細胞を強化するかのように発展したが、焦点が当たりがちだった点は、常に”効率”であった。
しかし、2010年代に入ってから潮流は大きく変化してきている。コンピューターやデジタルサービスは、より繊細な人の心をサポート・強化する力を各所で要求されるようになっている。例えば、人の心を象徴的に示すLineスタンプなどはその典型であり、ソフトバンクのペッパーくんは、この分野における大実験の様相を呈している。
テクノロジーと心は、一見矛盾するテーマのようであり、違和感を感じる人も少なくないだろう。
しかし、より良いカタチで止揚し、昇華されるていくだろうと私は感じている。いずれにせよ、人類にとって最大のチャレンジの1つとして、注目していきたいテーマである。