体調を、いつでもどこでも事細かに検査できる社会へ向けて。
「Cue」は、炎症情報、ビタミンD、出生力、インフルエンザ、テストステロンの5つの指標を、簡単に計ることができるデバイスだ。
その検査方法は、極めてシンプルで、唾液や鼻の粘膜のサンプルを取り、それをこのように差し込むだけ。
すると、すぐにそのデータをスマホから確認することができる。例えば、次のように昨日よりも、ビタミンDが15%減少していますよ、と出る。
それを補うための、おススメのメニューを表示してくれたり、
ランニング等、おススメのスケジュールをレコメンドしてくれる。
また、次のように、医者とのビデオ通話連携も可能となっている。インフルエンザの検査やその対応をすぐに行えるのは、心強い。
気になるデバイスの価格は、199ドル。次世代の健康管理形態が、明確に現れ始めている。
予防医学の益々の発展に期待
PHOTO: Medicine doctor hand working with modern computer from Shutterstock
いつまでも心身ともに健康でいたいという願いは、年代問わず、益々切実に私たちの胸奥に迫ってくる。
カラダが資本、心の健康が第一、とは言うものの、そこに関係する予防医学へのアプローチは、まだまだ進化の余地が大きい。日々の極めて感覚的な健康情報を、どのように正確に把握していくかは非常に重要な課題である。
自身の体調を日々繊細に感じ続けることは容易ではない。日々のストレスの中で、繊細な感覚は、感じる間もなくあっという間にかき消されてしまう。
となれば、それをサポートしてくれるための、道具はやはり必要だ。病院に行く時は、もう体調を崩しきってから…という実体の改善は、人の幸福度や医療費などの経済問題含め、派生していく影響はどこまでも大きい。
また、現在、遠隔医療システムの世界的大実験が進んでいるが、この辺りも含め、スピーディーな21世紀型の医療体制の構築を期待したいところだ。
【参考】
・医療革命!遠隔医療サービスの本命「PlushCare」がサービス開始!