一般家庭用のクッキングロボットの登場が迫っている。
「COOKI」は、生鮮食品を調理し、作りたての料理を提供してくれる家庭用のロボットシェフ。具体的には、食材をフライパンや鍋に入れ、焼いたり、炒めたり、煮たりすることができる。
現在、クラウドファンディングサイトIndiegogoで10万ドル目標の資金調達を開始している。切られた食材は、トレイに入れられこのように並ぶ。
ロボットが、メニューに合わせて食材をフライパンや鍋の上に入れていく。すると、アームが動きだし、料理を始めてくれる仕組みだ。
実際のイメージはこちらの映像から確認をして欲しい。
レシピは、スマホアプリから選ぶことができる。
デバイス自体は、低価格に抑え、トレイに入れる食材を販売することをメインのマネタイズ方法にするようだ。その価格は、1食45ドル程度。
3Dフードプリンタの話題も絶えないが、人間が行う料理手順を追いかけることのできるロボットも格安で登場してくる。
スーパーやコンビニで出来合いのものを買うスタイルは、忙しい日常に深く浸透し、最近では一手間かけて調理する手軽な食材も人気である。そこに、生鮮食品を買ってきて、それをロボットに調理させるという方法が割り込んでくる可能性が高い。
また、このようなスタイルが普及すればするほど、人間が手作りで行う調理の価値も上がっていくだろう。そして、この21世紀「料理とは一体何か?」という問いも同時に深められていくことになる。