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クラウドファンディングをご存知ですか?
アイデアやプロジェクトを実現するために必要な資金を、そのアイデアに
共感、共鳴した友人、知人、ファン、ソーシャル・ネットワークによる
つながりなどから、少額ずつ集めることができるプラットフォームのこと
を言います。
ここで言うクラウドは「群集 (Crowd)」、ファンディングは「資金調達
(funding)」のことです。
アメリカには、Kickstarterという巨大なサイト、また日本ではREADYFOR?
やCampfireなどがあります
そしてクラウドファンディングの今後の成長性についてはこのような
データがあがってきています。
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◆2011年の全世界のクラウドファンディング資金調達市場は1,175億円、
今年はその倍の2,237億円に
今回発売された「Crowdfunding Industry Report」では、出版業界で話題の
Kickstarter.comなどを含むファンド募集サイト135社を対象にアンケートを実施。
それによると、2011年の全世界の資金調達成功額は14.7億ドル(約1,175億円)
で、今年は米政府による規制緩和などもありその倍の28億ドル(約2,237億円)
にまで急成長し、来年以降もハイペースが続くと予測している。
すでに米国では、電子書籍や電子コミックでも100万円以上のファンド集め
に成功した個人作家が多数出現しており、すでに電子出版とクラウドファン
ディングは切っても切れない関係になりつつある。
引用元: hon.jp DayWatch – 2011年の全世界のクラウドファンディング資金調達市場は1,175億円、今年はその倍の2,237億円に.
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今までは、資金の調達と言えば、「自分で貯めるか」、「銀行から借りるか」、
「ベンチャー・キャピタルを入れるか」…というものが主流でした。
しかし、これからはこのようなクラウドファンディングによる資金調達
というのもメインストリームとして認識される日が遠くない将来訪れる
でしょう。
そう思うのも、最近では、Kickstarterでわずか24時間で2億円近くを資金調達
するようなプロジェクトも生まれてきているからです。
資金調達はもちろん、人々からの「共感」の指標となる
例えば、READYFOR?でには、”福島-ロンドン 夢の架け橋” 被災地の子どもたちを世界へ
というプロジェクトが掲載され、148万円を超えるお金が集まってきています。
(2012年7月13日現在) 数年後には、この10倍以上のお金が、こういった
プロジェクトにクラウドファンディングを通じて集められる日が来るでしょう。
そして、経営者、社会起業家、マーケター、広報担当者がとても大切な視点は、
このクラウドファンディングで資金が集まるプロジェクトというのは、
どのような活動で、どのように表現されているものか?ということです。
なぜ、そのような事を思うかというと、インターネット上での共感度の深さ、
つまりインターネット上での「支持」と「共鳴」の指標は、近未来には
このような順番で深まると予想しているからです。
「アクセス → いいね! → want → クラウドファンディング → 購入」
もう一回、言わせてください!
「アクセス → いいね! → want → クラウドファンディング → 購入」
つまり、この流れを意識した戦略を作り、実行していく必要があるということですね。
これからのクラウドファンディングの動きには、益々注目です。