Airbnbを利用する際の不都合。それは、部屋の鍵の渡し方、返し方だ。ホストが宿泊者が来るタイミングで、近くにいればいいのだが、そうでないことも当然ある。
ホストが鍵を渡すために近くで待ち構えているのは、明らかにコストだ。よって、誰でも触れることができる”鍵置き場”を容易しておくという方法があるが、やはりセキュリティの観点から考えると検討の余地は大きい。
私がAirbnbを利用した時も、例えばこんなことがあった。
部屋に着くタイミングを見計らって、ホストが20分ほど前に、鍵を開けておいてくれたのだ。一方、私が家にたどり着く20分の間、鍵がかかっていない状態が存在するわけで、やはりセキュリティ上問題がある。
そんな問題を解決しようとするのが、「Keycafe」だ。どのようなサービスかといえば、近所の所定のカフェに家の鍵を預けておくことができ、宿泊者は、そこで鍵を受け取ることができるというもの。受け取った際、ホストのスマホに、鍵の受け取り情報がSMSでメッセージされる。また、宿泊者がチェックアウトし、鍵を返す際にも同じようにメッセージが送られる。
ちなみに、ホスト側は、月8.95ドルをKeycafeに支払う。更に、パートナーとなってくれるカフェも募集しているわけだが、カフェ側のメリットとしては、新たなお客を獲得することだ。(カフェ側に手数料が支払われるわけではない)世界中からの訪問者の最初のタッチポイントとなれる!とPRされているが、確かにそのメリットはありそうだ。
これはスケールの可能性の高いサービス。日本においても、特に都市部に関しては十分に可能性があるだろう。