「2020年には、労働人口の50%がリモートワーカーになる」そんな話を3年前にした時は、ピンと来る人は少なかったように思う。
しかし、今では、それも現実的な話として、多くの業界の人々に受け止められるようになった。クラウドソーシングサイト最大手oDeskが発表する2015年の働き方予測も、説得力増して受け取られている。
・クラウドソーシングが、リアルな代理店を上回っていく
→デザインや開発、マーケティングや翻訳などの諸領域において、バーチャルで活動する人、企業の数が、リアルで活動する人、企業の数を上回っていく
・クラウドソーシングマネジメントが、コアスキルとなる
→oDeskとElanceにおいて、2014年は開発における仕事の規模は4億8400万ドルにも及んだ。これらのマネジメントが、最も重要な要素となる
遠隔で働く選択肢は、これからの”普通”になる。それを加速させるための、リモートワーク支援サービスは、まだまだ可能性が大きい。
リモートワークと言う場合、大きくわけて次の2つある。
・企業に所属しながら行うリモートワーク
・どこにも所属せず個人のリモートワーカー(クラウドワーカー)として働く
後者は、現代のクラウドソーシングムーブメントが後押しをしているが、一方で前者の「企業に所属しながら、リモートワーカーとして働く」という選択肢を後押しする流れは、もう少し大きくなってもいいと思っている。(この2つはいずれは、高度に融合されていくのだろうが)
それを支援するのが「Remotive」だ。主にスタートアップにおけるリモートワーク情報をキュレーションして配信してくれる。現時点で、700の都市、3,000人以上のリモートワーカーにその情報が配信されている。
働き方の選択肢を増やすためにも、リモートワーキングのトレンドを加速させるサービスが、日本においても益々多く登場することを願っている。