環境のことをもう一度考えてみよう。そのためには、まず日常私たちがよく捨てるものについて考えることが大切だ。
誰もがよく利用するモノ。それは、外で飲み物を飲む時に使う紙のカップだ。私たちは、年間どれだけのカップを捨てているのだろうか。
アメリカだけでも、その数は1460億に及ぶという。日本はこれほどまでではないだろうが、かなりの数を廃棄しているはず。コンビニコーヒーが広がる世界の中で、この数は益々顕著に増えているに違いない。
そんな中、また新たなコンセプトが生まれた。Kickstarterに登場したプロジェクトは、世界初の木の種が入った生分解性の紙コップだ。カリフォルニアのリサイクルセンターで作られ、1つのカップに2セントの製造コストがかかるが、これは、通常のカップを作るのとほぼ同じ価格だという。
The World’s First Plantable Coffee Cup
捨てるカップは、水に5分ほどつけこんで、土に埋める。180日ほどで分解し、その紙は土の栄養素にも転化する。育った1本の木は、年間1トンのCO2削減につながる。ゴミは出ないし、それが植樹にもつながるという意味で一石二鳥だ。
今後、このカップをあらゆるコーヒーショップに売り込んでいくという。
現在、植樹ということになるが、将来的には、様々な花の種が入っていても良いように思う。自宅のプランターや庭の花壇などに埋めるのだ。環境を保護する素敵なカルチャーとして広がることを願うばかり。
【クエスチョン】
・日々捨てるものをゴミにしないための新たなアイデアは?コーヒーを飲みながら、気軽に話し合ってみよう!