ハンドメイドマーケット大手Etsyは、出品されている製品が卸販売されていく道筋を広げようとしている。
先んじて、コラボレーションしてきたのは、米国最大級の百貨店ノードストロームだが、この度カナダのノードストロームでもEtsyに出店されている製品が販売されることになった。
Etsy Items Featured in Nordstrom Stores in Canada
Etsyに出店している個人ブランドがノードストロームで販売されるという新たな道は、今後益々大きくなっていきそうだ。
ちなみに、この卸売りの仕組みだが、バイヤーは、無料で利用することができる。世界中のハンドメイド商品をより簡単に見つけて契約し、顧客に販売できる。
ちなみに、出品者は、100ドルの参加費用と、商品販売ごとに3.5%の手数料を支払う。ブランドの販路の拡大、スケールの可能性も探っていけるため、クラフトメイカーにとっても有り難い仕組みだ。
また、小売り店は、益々自社の理念に沿った良い商品を、大量生産品以外のところから見つけられるようになる。本当に自分たちが販売したいものを売るためのブランドショップを、より手軽に構築できるようになるのだ。
さて、私ごとだが、6月に大阪で行われる3Dプリンタ、レーザーカッター、電子部品等を使った作品を発表・販売するメイカーズイベント「Makers Bazaar」にて、1時間ほどお話させていただく予定だ。(もし、読者で参加される方がいれば、現地でお声をかけいただければ幸いである)
こちら100ブース3,000人ほどが集まるイベントになるようだが、今後こういったところに出店される作品が、大手デパートや家電量販店などに並ぶ日も遠くないと思っている。社会の構造、生産・販売システムは、足取り軽く進化のプロセスを歩んでいる。
【クエスチョン】
・個人と大手をつなぐには?そのためのプラットフォームアイデアを考えてみよう!