次世代の「コーヒーカップ」コンセプトが百花繚乱である。例えば、「コーヒー豆を挽けるカップ」から「土に埋めれば木が育つカップ」まで様々ご紹介してきた。
【参考】
・コーヒー豆を挽くこともできるオールインワンタンブラー「Cafflano」
・飲み終わったコーヒーカップを土に埋めれば木が育つ!21世紀の新たなカルチャー
この記事でピックアップするのは、オーストラリア発の「SmartCup」。二重構造のサーモプラスチック製カップで、温かさを長く封じ込めることができる。レギュラーサイズが230ml、ラージサイズが340mlの設計となっている。
特徴は、CafePayというスマホアプリから、友人や知人、同僚に、コーヒーをプレゼントできる設計になっているところ。パートナーとなっている地元のカフェでコーヒーを受け取ることができる。また、カップの購入に対して1ドル(オーストラリアドル)を環境支援の非営利団体「Earthwatch」に寄付をするという流れになっている。
今、製品の開発と販売において問うべき課題の1つは、次のようなものだ。
「顧客をはじめ、周りとどのような関係性を構築するのか?そして、その関係性を軸にして、どのようなメッセージを発信し、次なる展開につなげていくのか?」ここまでをスムーズにデザインすることができれば、そのブランドにスケールの可能性が生まれる。
もちろん、その関係性作りは、参加者にメリットがあることはもちろん、手間なくよりスムーズに参加できる導線が引かれていなければならない。このカップは、その関係性を作るための製品という意味で興味深い。このモデルのこれからに、注目をしていきたいところ。
【クエスチョン】
・自社の製品やサービスを通じて構築されてきた「関係性」に再度注目。その関係性を軸に、これまでになかった新しい展開を考えてみよう!