空き部屋をシェアするAirbnbを利用する際の手間は?掃除や鍵の受け渡し、「何がどこにあるの?」というような質問に都度答えていく手間は実は小さくない。ましてや、少し長めに家を空けるような時は、都度、ネットや電話で対応しなければならないため面倒だ。
そんな問題を解決してくれるのが「Flatbook」。部屋を貸し出す際の手間を全て請負ってくれる。コンセプトは、「ホストが中長期的に家を空ける際、家賃やローンの支払い分を補う」というもの。
Flatbookは、その部屋をインテリアデザイナー、地域のアーティスト、写真家などの力を借りて素敵な部屋に仕上げていく。結果、月額2500ドルの住宅費を支払っているような部屋を、1泊250ドルで貸し出せる可能性があるという。
様々な人の手を借りるという意味では、その地域に仕事を生み出すというメリットもある。
また、宿泊者がAirbnbを使う理由は、その地域のカルチャーに触れられること。その地域の部屋には、必ずその土地独特の雰囲気が漂うものだ。利用者はそういった文化の香りを楽しみにしている。一方で、安心感という意味では、ホテルには及ばない。ホストの考え方で、その部屋が提供されているからだ。
しかし、Flatbookを利用すれば、Airbnbの新鮮さとホテルの安心感を一緒に提供することができる。このようにベッドメイキングなどを見れば分かりやすい。
宿泊施設関連のマーケットは巨大だ。そこに、三方良しの新たな生態系が生まれ、世界的に広がりを見せている。
【クエスチョン】
・地域の空き家から新たな仕事を生み出す!をテーマに、アイデアを出し合ってみよう!