今、オフィスとデスクのコンセプトは、大きな過渡期を迎えている。
特に「オープン」の思想は、重要なトレンドと認識され、オフィスもデスクも常に、このオープン性が配慮されてきている。
【参考】
・エアーデスクを壁に設置できる!21世紀のオフィスアイデア
・まさかのデザイン!椅子やテーブルが本のように収納できる未来
そんな中、オフィスインテリアを扱うSteelcaseが、「Brody」と呼ばれるクローズド&スタイリッシュなデスクを発表した。
このようにオープンなスペースに、自然なクローズド デスクスペースを出現させることができる。
オープンは、現代における大切なビジョンだ。一方、人間は、全てが全てオープンであることはできない。体内に閉じ込められた臓器と、空気と接する皮膚があるからこそ、生体として存続できる。
デスクスペースだってそうかもしれない。オープンスペースにあるデスクにプラスして、閉じられたデスクスペースがあってもいいのではないか。
平均的なオフィスワーカーは、11分ごとに気が散り、仕事に戻ってきて再び集中するためには23分以上かかるという。なんと悲しいことだろう。オープンなスペースは気を散らせるイベントに溢れている。
よって、本当に集中したい時には、このような 所にさっと入り、短期集中で仕事をこなすのはどうだろう。クローズドなスペースが所々にデザインされたオープンな空間は、その空間的価値がより上がるに違いない。利用時は、1人、最大1時間までと決めておくと更に良いかもしれない。
発売は、2015年夏以降、価格は2700ドルとなるようだ。私たちの生産性を最大限に高めるための次世代オフィスス作りの旅は、まだ始まったばかりである。
【クエスチョン】
・オープンとクローズがうまくデザインされた次世代オフィススペースを創造してみよう!