双方向型の広告プロジェクトは、可能性に満ちている。
コーヒーメーカー「Café Pele」のインタラクティブな広告プロジェクトが面白い。人のあくびを見た人の70%もの人が、自分でもあくびをしてしまうというデータがあるが、それを利用した広告だ。
このようにディスプレイを通じて、通行人にあくび映像を仕掛けていく。
すると、通行人もつられてあくびをしてしまう…。現代人は疲れているのだ。
そこで、出てくる言葉は「コーヒータイムですよ」というメッセージ。
インタラクティブな広告の可能性が模索されているが、しかし、そのバリュエーションはまだまだ少ないように感じる。ぱっと思い出すのは「クイズが出される」というものだろうか。山手線の電車の中のディスプレイではよく見かける。
あくびをインタラクティブな広告に仕上げていく独創性には、参ってしまった。これは、コーヒーだけでなく、様々なところで応用が効きそうな取り組みではないだろうか。
忙しく何かと深刻さが漂う社会だが、ちょっとしたユーモアが、散りばめられていく様を見るのは悪くない。
【クエスチョン】
・これまでにないインタラクティブな広告アイデアを考えてみよう!