観光立国日本の地域に、新たな可能性が芽生えるかもしれない。
「CANOPYSTAIR」は、木のまわりに階段を巻き付けることで、誰もが気軽に木に上ることができるようにしたモジュールである。
デザイナーのロバート・マッキンタイア氏とトール・ター・カルブ氏が、ポルトガルのアゾレス諸島を訪れた時、居住地を高い石壁が囲んでいたという。海に沈む荘厳なる夕日をのぞむためには、庭の木に上るしかなかった。
その体験がキッカケで、簡単に木に上れるCANOPYSTAIRのアイデアを考案。その開発が始まったという。
階段のまわりには、安全なように手すりが2本巻かれている。
設置には、特別な工具は必要ない。何かを打ち付けて木を痛めたり、傷つけることもなく、素早く組み立てることが可能だ。
階段のデザインは航空工学に基づいて設計されているという。
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「もう少し高いところから景色眺められれば…」そんな思いを抱かせる場所は、各観光地に散在しているのではないだろうか。しかし、そのちょっとした障害物をよけるためのコストが高いのだ。また、高いところから眺めるための小規模な施設を作ろうと思っても、思っている以上にお金がかかる…。
しかし、現在ある「木」に階段をくくり付けるという発想は画期的であり、投資対効果は高そうだ。あらゆる場所の観光価値を高めてくれるアイデアではないだろうか。