国家戦略特区である東京大田区にて民泊が解禁されることが大きなニュースになったが、この流れは東京都全域へと拡大していきそうだ。
8月末の政令改正により東京では全域が特区になりました。今までは東京の特区は、千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、大田区及び渋谷区の9区だったのが東京全域に拡大しました。
東京全域という事は僕の実家の伊豆大島も、小笠原諸島も、多摩地域も、東京都と名のつくところは全て特区という事になりました。
引用元: Airbnb【エアビーアンドビー】特区政令の改正により東京都では全域が特区になりました | 七ッ葉行政書士・海事代理士事務所.
そんな状況を横目に、ついにAirbnbでアクティビティ予約が可能になった。Airbnbから空き部屋を提供している人は、プラスαで新たな収入を得ることができるようになる。
地域の穴場スポットを巡るツアーや家庭での料理体験、登山にサーフィン、あらゆる活動を旅行客にサービスとして提供し楽しんでもらう。パリ、そしてサンフランシスコでは既に活発に行われている。
これまでAirbnbは、パラレルキャリアのプラットフォームというイメージが強かった。本業を持っている人が、自身の空き部屋を提供、旅行客とのコミュニケーションを楽しみながら収入も得る流れが大半だった。
しかし、アクティビティ予約が登場してきたことで、この様相も変化をする。Airbnbのプラットフォームを利用して、「民泊+アクティビティ」で本業を営む人が増えていくということだ。この流れは、今世界的に徐々に大きくなっている”若者の農業回帰”とも相性がいい。
Airbnbは働くプラットフォームへと進化を遂げた。
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【参考】
・【BBM】『ビジネスモデル2025』長沼博之・著 vol.4122
・新著「ビジネスモデル2025」が1週間たらずで重版決定!ハイブッド型経済と広がる共有経済圏
・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
・新たな経済パラダイムとビジネスモデルが出現する。新著「ビジネスモデル2025