暖房をつけても温かい空気は上にたまる。また、そもそも部屋全体を温かくする必要もない…。その弱点はすぐに光熱費アップに反映される。
「Room in Room」はそんな問題点にアプローチをした屋内テントである。ベッドやマットレスをひいた布団の上に、これを貼れば部屋の中に更にマイスペースが誕生する。また、次のようにベルトが貼られており、パソコンで作業することもできる。
更には、寝転んでスマホ動画を観ることも可能だ。
部屋の気温より、Room in Roomの中は5度ほど温かいようだが、それも電気膝掛けなどのあったかグッズで、更に上昇させることができるだろう。また、こたつの電気代は1時間2円〜5円と安いが、基本は下半身だけを温めるものだ。Room in Roomはその温め範囲を全身に広げたようなイメージ。
日本においても冬場の光熱費はバカにならない。無駄な光熱費を抑えていきたいと思う人、また環境への配慮を考える人は「部屋の中に屋内テントを貼る」という選択肢がこれからじわじわと支持されていくかもしれない。そして日本では「屋内テント」というよりも「全身ごたつ」と言った方がインパクトは広がることだろう。
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【参考】
・【BBM】『ビジネスモデル2025』長沼博之・著 vol.4122
・Newsweek日本版「コストゼロ&シェアの時代のマネタイズ戦略」
・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
・新たな経済パラダイムとビジネスモデルが出現する。新著「ビジネスモデル2025
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