スーパーなどの小売業にとって、在庫管理は重要かつ手間のかかる仕事だ。売り場における在庫はリアルタイムで変化をしていく。お客さんが多い時は尚更だ。
売り場に在庫がないという状態は、即売上の減少につながる。よって重要な業務であるわけだが、一方で忙しい最中に棚の在庫を見渡す作業などを行うことはできない。まずはお客様への接客対応が第一だからだ。こんな難しい状態を自立型の在庫確認ロボット「Tally」は解決してくれる。
お客さんやスタッフにぶつからないように、ゆっくりとした歩行スピードでお店の棚をスキャンしていき、どの棚のどの商品が品切れになっているのか、また在庫が少なくなっているのかをチェックしていく。
そのデータはクラウドに送信され、店員はお店の棚の状況をパソコンで確認し、品出しをスムーズに行うことができる。
このTallyに、以前ご紹介したナビゲート接客ロボット「OSHbot」の機能が付加されたら更に便利になるはず。つまり、在庫確認中のTallyに「どの商品がどの棚ににあるか」を直接聞けばその棚まで連れていってくれるイメージだ。あらゆる仕事の領域でロボットがフォローしてくれる範囲は拡大していく。
※新刊「ビジネスモデル2025」が、発売1ヶ月半で5刷に突入!
【参考】
・【BBM】『ビジネスモデル2025』長沼博之・著 vol.4122
・Newsweek日本版「コストゼロ&シェアの時代のマネタイズ戦略」
・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
・新たな経済パラダイムとビジネスモデルが出現する。新著「ビジネスモデル2025