オーストラリアの郵便局が新たな取り組みをはじめている。
郵便局の中にポップアップストアを作るという発想だ。商品サンプルを置いておき、購入は画面からオンラインで行うというもの。
地域の小売店にとっては、自店の商品を新たな顧客に知ってもらうキッカケとなり、更にその場で購入もしてもらえる。郵便局としてもそれが郵送されるわけで、ビジネスにつながるというわけだ。(他の物流会社との差別化要因ともなる。また販売手数料を多少もらって良いだろう)
これは地域活性化モデルである。日本においても郵政が上場したわけだが、これからより明快な将来のビジョンを示さなければならない。例えば、インバウンドの流れ1つとっても、それをうまく活用しない手はない。
店舗を持つことができない小規模事業者を支援するカタチで、郵政が新たな地域PR&物販モデルを展開してくれたなら、各地域の事業者は嬉しいはずだ。世界の郵便局が新たなフェーズを目指し動いている。
Australia Post : Web / Youtube
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【参考】
・【BBM】『ビジネスモデル2025』長沼博之・著 vol.4122
・Newsweek日本版「コストゼロ&シェアの時代のマネタイズ戦略」
・「ビジネスモデル2025」で紹介した”価値消費ピラミッド”と21世紀の消費について
・新たな経済パラダイムとビジネスモデルが出現する。新著「ビジネスモデル2025