きましたね。テスト段階ということですが、Facebookは新たに「collect」(集める)と「want」(欲しい)と言うオプションを写真に加えるようです。上記のイメージ画像は、wantボタンと購入リンクです。
http://allfacebook.com/facebook-collections_b101558
つまり、友人、知人、フィード購読しているアカウントから流れてくる写真にcollectやwantを押してリスト化、そして購入まですることも出来るようになりそうです。細かく言うと、「collect」または「like」を選択した製品は、タイムラインの「products」という部分に表示され、「want」をクリックした場合は、その製品はユーザーの「Wishlist」に表示されます。
collectもこんな感じになりそうです。写真並びがPinterestのボードを彷彿とさせますね。
一点注意点は、Facebook内にオンラインショッピングサイトを作るのではなく、あくまでも顧客を直接オンラインストアに流すだけです。となると、Facebookのマネタイズポイントはどうなるのか?Facebookがこの機能をどのように?いくらで?提供してくるかが注目ポイントですね。
2013年はフォトショッピングの時代
ソーシャル・メディアで最もいいね!がつき、シェアされるものはやはり「写真」です。
Pinterestと楽天が提携しましたが、まだ2012年10月10日現在、日本語版が出ていません。よって、今ひとつ盛り上がりにかけていると感じる人も多いでしょう。しかし、Facebookがcollection、そしてwantというマネタイズの本命機能を投入してくると、いよいよ「写真」によるオンラインショッピングの新たな潮流が生まれてくることでしょう。
それは「リアルで見たものから派生し、ネット上でムーブメントが起こる」という流れだけでなく、「インターネットで見たものから、リアルにムーブメントが派生する」といった流れが起こることを意味します。Facebookの登場によって、ネットで出会った人がリアルでつながる流れが一般化してきたように、商品購入、消費の場面でそれが起こってくることでしょう。
EC事業主にとって、もともと写真は命でした。しかし、これからはもっと命になる(笑)ということですね。
「いや〜うちの業界は、写真は関係ないからね〜」という業界ですら、無視ができなくなっていくでしょう。
一眼レフもそうですが、iPhoneなどのスマホのカメラ、またカメラアプリはどんどん進化していっていますので、そういったものをクリエィティブかつスピーディーに使っていけるかどうかが、一つ問われてくることになりそうです。
collectionやwantボタンの登場によって、ECの潮目が再び変わることは間違いありません。