こちら来月12月オープン予定の注目のサービス「ゴチソー」。消費者向け商品のユーザーテスト&ヒアリングを、ご飯をご馳走するかわりにこたえてもらうサービスです。ゴチソーのミッションは、全てのマーケッターと消費者をつなげるプラットフォームになること。
今まで消費者へのグループインタビューは「会場手配、モニタ募集、謝礼、司会者手配、事前打合せ、データ納品」などを合わせるとモニター1名あたりに発生するコストが数万円から10万円以上のコストになっていたとのこと。その事業者側のコストを、1/10程度のコストに削減できるということです。
また、かかる時間に関しても、通常依頼から納品までは数週間必要だったようですが、それを最短2日で消費者側に会えるサービスにするとのこと。一人または少人数でWEBサービスづくりやものづくりをする場合、ターゲットとなる消費者にちょっとした費用でヒアリングができることは有り難いことですね。
ゴチソーのWEBサイトにはこのようなメッセージが掲載されています。
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2000年代初頭のITベンチャーの創出期を思わせるかのように、近年新たな起業家や事業が多く生まれています。その一因としてSNSやスマートフォンの普及などによるネット環境の向上があると考えていますが、一方新たなサービスが生まれるのと同時にリリースした後に消費者ニーズとのギャップによる行き詰まりに直面する数も増えているのが現状です。
チーム凸が目指すのは、ソーシャルを使った新しいマーケティングの形であり、体力の乏しいベンチャーや中小企業には手が出し難い消費者リサーチやテストマーケティングを、全てのマーケッターが手軽にできるようにすることであり、結果としてより多くのサービスが消費者に受け入れられ日本経済の活性化に繋がる一因になることが使命だと考えています。
引用元: ゴチソー (gochi.so)- “顔の見える”ユーザーテスト&ヒアリングサービス.
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ゴチソーを運営している株式会社凸さんは、元々アプリ開発などをメインに活動されているようですね。まさに現場の声をカタチにしたサービスなのでしょう。
一人、または少人数で仕事をするためのインフラがどんどん整う
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パナソニックが13年度の決算を7650億円の赤字予想と発表しました。500億円黒字の予想から一転。2年連続の巨額赤字です。そして、63年ぶりの無配を決定しました。
優秀な方々がたくさん集まっているパナソニック。なぜこのようなことが起きるのでしょうか。今後、様々手を打ってくるでしょうが、今は根本的なモデルそのものが問われつつあります。つまり大規模エレクトロニクス事業そのものや、大企業のモデル自体の転換が迫られているのは間違いありません。
ゴチソーのようなWEBサービスにしてもそうですが、ものづくりにおいてはデジタルファブリケーションの流れがあります。一人、また数人のチームをサポートするツールがどんどん生まれてきています。一人、または少人数で仕事をはじめるためのインフラがどんどん整ってきているのです。
最近弊社にも、大企業に勤めておられる方が「パラレルキャリアとして、ライフワークともなる事業を立ち上げたい」というお問い合わせが増えています。「働き方」もどんどん変わってきていますね。
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