一人家電メーカーBsizeさんが注目を集めていますが、今回ご紹介するのは一人アウトドアブランド「MONORAL 」(モノラル)。こちらは、前職で家具メーカーのデザイン部で工業デザイナーを担当していた角南健夫氏が立ち上げたブランドです。
MONORALのコンセプトは「マイクロキャンピング」。気が向いたらサッと出かけてキャンプを愉しみ、撤収はバックパック一つ、そんな自由なキャンプスタイルを目指しているそうです。シンプルかつ効果的な機能を持ち、簡単に持ち運べるアイテムにフォーカスした製品開発をしているとのこと。
例えばこちらが代表的商品、「連れて歩く焚き火台 WireFlame」 。特殊耐熱クロスを使った焚き火台で、重さは1kgを切ります。収納もとてもコンパクト。
組み立てもこんなふうに1分以内。簡単…。
もちろん、料理を作るのにも重宝します。
アウトドアに詳しくない私ですが、確かに便利そう。
取り扱い店もこのようにどんどん広がっているようです。
必要なのは、ものづくりメーカー育成のための教育機関「デジファブ大学」
photo credit: Werner Kunz via photopin cc
ものづくりは今、過渡期を迎えています。元々あったデジタルファブリケーションの流れが、いよいよティッピングポイントを超え、日本中、世界中で花を開き出すタイミングにきています。
その先行事例が、一人家電メーカーBsizeであったり、一人アウトドアブランドMONORAL であったりするのです。
今後それを加速させるためには、どうすれば良いのか?ということを考えた時に大きいのは、ものづくりメーカー育成のための教育機関がはやく立ち上がることだと思っています。
多くの人、企業、NPO、場合によっては政府なども関わる、デジタルファブリケーションのトータル教育を体系的に安い価格で提供してくれる「デジタルファブリケーション大学」通称「デジファブ大学」のようなところです。
すみません、「デジファブ大学」は私がつけました(笑)名前は何でも良いのですが…。
例えば、Bsizeの八木氏は、電子工学、機械工学、デザインについて学び、一人家電メーカーを立ち上げました。角南氏は、前職は家具メーカーのデザイン部の工業デザイナーです。
このように、長くものづくりに精通した人しか、メーカーやブランドは立ち上げられないのかというとそうでもないようです。例えば、アウトドアブランドには1人で立ち上げたブランドが意外にたくさんあるようです。キャンプ用テント、バックパック、アパレル系ブランドなど色々な方々が参入してます。そして、その出身はというと、IT 業界であったり、広告代理店であったりと様々です。
我こそは!と思う会社、NPO、個人の方は是非「デジファブ大学」の音頭をとっていただきたいと思っています。また、どこも手をあげなければ、ソーシャル・デザインでやるしかないのかな〜とも(笑)…とはいっても、1社でできる話でもないので、一緒にやりたい!という人、会社、NPOはお気軽にお声かけください。
ものづくりもいよいよ大転換期を迎えています。日本のものづくりの復活!また新たなものづくり社会の創造へ向けて、皆で手をつないで進んでいきましょう!
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