クリエイティブで楽しい3D FABのアイデアを一緒に考えていく「Think 3Dプロジェクト」のワークショップを体験してきました。
Think 3Dプロジェクトとは、FabCafeさんとケイズデザインラボさんがコラボレーションして行っているプロジェクト。ワークショップは、FabCafeさんの2階の3Dプリンターショールーム「CUBE」で行われています。
最初に代表のお二人からのご挨拶。
今後もいろいろなものを3Dプリンターで作っていくワークショップを続けていくそうです。年内には、一人家電メーカーのBsize・八木さんも呼ばれるとのこと。
今回、私が参加したワークショップは「ランプシェードを作る」というもの。このランプの周りにある青色の部分を自由にデザインしていきます。
最初に驚いたのは、この「フリーフォーム」というモデリングツール。これを使って3Dデータをデザインしていくのですが、本当に仮想空間で物を触っているような手触りで驚きました!
持ち手は、こんな風にペンのような形です。
これをペンを持つように持って、デザインしていきます。
塊を削ると、本当に「ものを削っているような感覚」が、このペンを通して伝わってきます!これには、かなりビックリ!
このように直感的に、自在に形を変化させられます。
このフリーフォームは、元々頭にあるものをデザインしていくようなCADデザイン方式ではなく、触りながらデザインアイデアを作ることができるツールとのこと。ちなみにフリーフォームのお値段は、90万円から。高スペックなものだと400万円のものまであるようです。値段が少し高いかな〜…。
今回、造形に使った3Dプリンターは、3Dシステムズ社の約30万円ほどのプリンター。
このようにプリントされていきます。
最後は、それぞれ作ったランプシェードを皆で発表しあいました。
出来上がったものは、後日FabCafeまで取りにいきます。
21世紀の産業革命を、うまくとらえていけるかの過渡期が今
photo credit: Ѕolo via photopin cc
私が今回、体験して思ったことは、こういったワークショップが全国各地で行われていくと良いということ。そして小学校や中学校から、この3Dデザイン及び造形の授業をどんどん行っていくと良いと確信しました。
この2012年段階の教育現場の状況は?というと、3Dプリンターが導入されている学校があったとしても、有効に使われているところは少ないとのこと。ひと昔前、学校に1台パソコンがあるけど「ほぼ置きっぱなし」となっている状態に近いと聞きます。
この21世紀の産業革命を日本がうまくとらえていけるかどうかの過渡期が今。大人から子供まで、3Dデザインや3Dプリンターを使った造形ができる機会が増えていくことが望まれています。
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