Social Design Newsが考えている「生産社会型メディア運営」

[2013/1/20]
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2012年9月より漫画家・佐藤秀峰氏の作品で、累計発行部数1000万を超える「ブラックジャックによろしく」が無料で読めるようになりました。私自身、昔読んだことがあるのですが、とても面白い漫画です。

なぜ、佐藤氏は、このような決断をされたのでしょうか。

佐藤氏は、「不眠不休で働いて、人件費を払うと、単行本が出るまでの半年間で約200万円の赤字でした」「実質的には、ベテランでない限り原稿料で生活するのは難しく、単行本の印税のみが漫画家の収入になるのですが、単行本が出るのは、全体で言えばメジャー紙で連載しているごく一部の漫画家です」と発言しています。

そして、自身の働き方を変え、「ブラックジャックによろしく」の無料化から1ヶ月後のコメントがこちらです。

「ブラックジャックによろしく」二次使用フリー化から1ヶ月が経ちました。

先日のニコ生「月刊 漫画ライブ 10月号」でもお話しましたが、おかげさまでいろんな場所でたくさんの方に作品をご利用いただいております。

放送はアーカイブが残っておりますので、よろしければご覧ください。

二次利用に関しましては、フリーということで僕には直接著作権収入はありません。

では、何も収入がなかったかと言うと、漫画 on Webの閲覧者数が大幅(3~5倍くらい)に伸び、僕個人でいうと「新ブラックジャックによろしく」を始め、他の著作の売り上げが非常に良いペースで伸びています。

(中略)

数字だけで見れば紙媒体のコミックス版に匹敵するか、それを超えそうな勢いです。
10年前の作品がたったの1ヶ月で。

おかげさまで漫画 on Webでの売り上げは、ここ数日さらに加速しています。

具体的に数字を出すと、毎日5万円以上は売り上げがあります。
企業として考えれば小さな数字かもしれませんが、これが維持できれば雑誌媒体で活動せずとも、なんとかそれだけで執筆活動を維持できそうかな?という所までは来ました。

また、「ブラックジャックによろしく」以外の著作を販売している電子書籍サイトでは、通常のロイヤリティ契約を結んでおりますので、そちらも合わせるともうちょっとお金になりそうでしょうか。
こちらは月末締めで、売り上げが確定、報告されるのが1ヶ月後、とかなので、まだ分からないのですが、概ね前月までを上回りそうです。

二次利用フリー化に合わせて開催した原画展も100万円以上の売り上げがあり、無事成功と言えるものでした。
原画を販売することで製作費を捻出できないかという取り組みでもあった訳ですが、原画は1枚平均12万円くらいでお買い上げいただくことができ、今後の展開に希望を持てるものでした。
クラウドファンディングで資金を募り、さらに地方での原画展を開催できないかと計画中です。

とりあえず、二次利用フリー化で僕自身にはこのような影響がありました。

新規のお仕事の依頼は90件くらいいただいたかな?

引用元: 佐藤秀峰 日記 | 漫画 on Web.

これは、非常になる重要なモデルの転換ですね。無料でコンテンツを提供するという「評価経済圏」での勝負をかけ、結果、「貨幣経済圏」でも大きなステップアップが生まれたという事例です。

コラボレーション生産型のメディア運営モデル

「Social Dsign News〜社会をより良くする近未来インスピレーション情報」は、今、私長沼が1人で記事を書いています。しかし、コンサルティングの仕事もしているので、1日に書ける記事は1つです。

一方、今後、行っていこうかと考えているのは、Social Dsign Newsを生産社会型へと転換する試みです。もっと言えば、Social Design Newsの記事をコラボ生産していくという取り組みです。

つまり、月額いくらか(800円/月〜2,000円/月くらい?)お金をいただき、「チーム・ソーシャル・デザイン」(仮)を作ります。そこで、Social Dsign Newsの記事のネタを集めたり、考察を深める編集チームを作ります。活動及びやり取りは、Facebookの秘密のグループ上で行います。

お金を払い、チーム・ソーシャル・デザインに入るメリットはこちらです。

・ソーシャル・デザインの長沼を含め、皆で一緒に、メディア作りをすることができる
・同じような想いを持った人と出会うことができる 
・ソーシャル・デザインな思考モデルを深めていくことができる 
パラレルキャリアを実現できる
・Social Design Newsの編集チームとして、Social Dsign Newsに掲載される
 (掲載して欲しくない人には、もちろん掲載しない)
・この中でチームを作り、いずれは様々な事業を立ち上げていける可能性がある など

参加方法ですが、情報収集が得意な人は、情報を収集していく。英語が得意な人は、重要な記事の翻訳をする。また、考察が得意な人は、重要なニュースを考察する。そして、何もやりたくない人は、そのやり取りだけを、たまに見る。また、いいね!やコメントを残して、みんなをただ元気づける、など参加のしかたは、全くの自由です。

現在Social Design NewsのPV(ページビュー)は月間4〜5万PVです。有り難いことに、各界の重要な方々にお読みいただいています。

これを、記事をコラボ生産しながら、みんなで、100万PVまで持っていく。つまり、評価経済圏で、評価を獲得していく。そして、評価というPVを背景に、Social Designなクラウドファンディングの仕組みを立ち上げたり、その中のチームで、ものづくりやソーシャル・イノベーションを起こす事業をやっていけるといいな、と思っています。

これが、私が考える生産社会型のメディア運営モデルの1つのカタチです。

ただ、このチーム・ソーシャル・デザインに所属したい!という人は、最初は1人かもしれません(笑)もちろん、それで十分です。

10人いたら、更に質の高い情報を、よりスピーディーに発信していけるでしょう。100人いたら、革命的です。

今、こんなことを考えているところです。

スクリーンショット 2013-01-20 11.28.52

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