クラウドファンディング最大手KickstarterがiOSアプリをリリース!早速、使用感をご報告。
ダウンロードをしてみると次のような画面に。Facebookからログインします。
プロジェクトは、人気度、スタッフピック、カテゴリーなどで絞り込めます。キーワード検索もできますよ。
各プロジェクトは、動画をTOPに、タイトルと現在集まっている金額、応援者の数がシンプルに掲載されています。
動画再生ボタンをクリックすると、プロジェクトの動画が再生され詳細が確認できます。
下にスクロールすると、そのプロジェクトへの応援条件が掲載。
Read moreをクリックすると、テキストと画像が表示され、更に詳しくプロジェクトについて知ることができます。
触ってみた感想は「使いやすい!!!そしてクリエイティブ!!!」
サクサク動きますし、表示形式もシンプルで見やすく、導線も非常にスムーズに動けるよう設計されています。
そして、未来型のクリエィティブなショッピングをしているような感覚をユーザーにもたらします。
日本でもCAMPFIREなどが近いものをリリースしてきてくれるでしょうが、これによって更にクラウドファンディングが身近なものになっていく予感。楽しみですね。
時代が要請する金融システムの再考
photo credit: diepuppenstubensammlerin via photopin cc
今、私たちは金融システムを再考するタイミングにきています。その再考されるシステムの中心の1つがこのクラウドファンディング。2012年、ヨーロッパでは資金調達規模がなんと3倍に伸びたそうです。
クラウドファンディングとは、貨幣経済と評価経済、両方においてインパクトを生みだす方法です。貨幣経済とは、もちろんお金の流通・蓄積、そして評価経済とは注目や評価の流通・蓄積ができることを意味します。
当然、昔からリアルな商売においても注目、評価、評判というのは大切でした。しかし、それは「人の心の中」など非常に抽象的なものとして存在することが多かったわけです。よって、時間軸と空間軸に常に縛られ続けていました。
しかし、今は違います。レビューやいいね!、ツイート数やアクセス数などとして、非常に効率的に可視化されます。そして、それらは時間と空間を凌駕しています。今やそれら評価がなければ「お金だけ」あっても、事業がうまくいきにくい社会になっているのです。
そういう意味では、事業は最初に「銀行からお金を借りてくれば良い」、もしくは「家族や知人からお金を借りれば良い」という論理のみでは非常に難しい。そこに、注目や評価がなければいけません。
ただ、私はクラウドファンディングのみが、魔法の方法論であるということは言いません。これからはこれらの方法論が高度に融合しあいながら、新たな金融システムが構築されていくということです。そしてその中心に、このクラウドファンディングが確実に存在していると思うのです。