ドイツのカールスルーエ工科大学からスピンオフしたNanoscribe社が世界最速の3Dナノプリンタを年内に発売予定です。
1nm(ナノ・メートル)は、1ミリの「100万分の1」。原子や分子の構造を表す時に使われるような小ささです。
特徴は、以下になります。
・超高速3Dプリンティング
・卓上型で3Dプリントするまでのプロセスが簡単
・ 光造形で精密なプリントができる
例えば、このようなものを分子レベルの大きさで作ることができます。すごい!
実際3Dプリントされている動画はこちら。
こちらはナノ医療の分野や電子デバイス等を製造するために使われていきます。
3Dプリンタ、3Dバイオプリンタ、3Dナノプリンタ…
photo credit: PROYECTO AGUA** /** WATER PROJECT via photopin cc
現在の3Dプリンタブームは、序章に過ぎません。
高性能な3Dプリンタはどこにでもある未来が来て、3Dバイオプリンタの本格普及が始まります。そしてこの3Dナノプリンタも普及が始まっていき真のイノベーションが進んでいくのです。
例えば、センサー機能や情報処理機能を持った分子ロボットは、10年以内に誕生すると言われています。この辺りの動きとも当然絡んでくることでしょう。
また、高額な設備が必要のないDNAナノテクノロジーという分野が進んできており、誰でも参入できるDIYなナノテクノロジー時代の流れも見えてきています。個人やチームでナノテクベンチャーを立ち上げていくという近未来です。
この辺りも目が離せませんね。