MM総研と国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM)が「3Dプリンティングの消費者潜在ニーズ調査」を実施し、結果が公表されました。調査期間は1月9日~10日、一次調査で5,694件、2次調査で2,000件の有効回答を得ています。
まず、3Dプリンティングの内容を「認知している」と「認知していない」にかかわらず、3Dプリンタに興味があると答えた人は、51.5%。これはかなり良い数字。
また「オリジナルなモノを最初に1つ作るとしたら?」という質問に対して、1位 オリジナルインテリア、生活雑貨食器(32,7%)、2位 好きなキャラクターや人物のフィギュア(17,7%)、3位 オリジナルガジェット小物・スマホケースやヘッドホンなど(16,2%)と続きます。
そして、「写真やビデオをもとに3Dプリンタで立体造形を作るとしたら?」という質問に対して、1位 家族・子供・親友との大切な写真(20,8%) 2位 好きな車・建物・鉄道などの写真模型(18,2%)、3位 思い出の風景や景観の写真(17,8%)となっています。
各所で始まる3Dプリンタ関連事業に期待
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大きいのは、「3Dプリンタに興味があると答えた人が、51.5%」という数字。日本でも3Dプリンタの認知度が徐々に高まりつつあり、またその可能性を直感的に感じる人が増えてきていることが分かります。
また、今後の多種多様な用途での使用が見て取れ、まだまだマーケットが小さいと思われている日本の3Dプリンタ関連事業に、今後の可能性を見いだせるデータとなっていることも大きいです。
地域の写真館や結婚式場が3Dプリントサービスを提供していくような流れも、いよいよ現実的なものになっていくことでしょう。